過去ログ - 泉の女神「あなたが落したのは…」
↓ 1- 覧 板 20
226: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/18(月) 21:48:10.24 ID:nl+M9LWd0
泉の女神「あたしは、天界でも五本の指に入る旧家に生まれた」
ハーフエルフ「やっぱりそういう世界なんじゃない」
泉の女神「旧家という格だけが残り、役職的には全く振るわない、没落した旧家だけどな」
ハーフエルフ「……」
泉の女神「格だけは高いから上流の付き合いを強要され、家計は常に赤字だったようだ。あたしはまだ物心つく前だから、実際には覚えてねえけどな」
泉の女神「誕生日プレゼントすらもらえなかったある日、あたしは親父に言ったらしい。『友達はみんなもらってるのに、どうしてあたしだけ誕生日プレゼントがないの?』って」
泉の女神「ガキは残酷だよな。でも、親父はそれで奮起しちゃったらしい。それから親父は昼も夜も働き続け、役職も上がっていったらしい」
泉の女神「あたしの最初の記憶はそのころのものだ。大きなお屋敷で、沢山のメイドと厳しい家庭教師に囲まれていたな」
泉の女神「この家庭教師がウザくてな。勉強を放り出して遊んでいると突如現れて、能面のような表情で『そろそろ戻る時ですよ、お嬢様』とか言ってあたしの腕をつかむんだ」フッ
265Res/179.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。