過去ログ - 泉の女神「あなたが落したのは…」
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57: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:23:07.85 ID:r7ucoJjC0
村長「では早速準備だ。鉱夫達よ、そなたらはあの竜の首に縄をつなぐのだ」

鉱夫C「火を噴いたらどうするんですか?俺は遠慮しますよ!」

鉱夫B「俺だってまだ死にたくないですよ!」
以下略



58: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:24:03.47 ID:r7ucoJjC0
村長「つなぎ終わったか?随分手際がいいな」

鉱夫A「しかし、この竜はいつ親のところに行くんですか?」

鉱夫C「こちらから『親のところに行ってくれ』とは伝えられないんですよ?」
以下略



59: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:26:20.38 ID:r7ucoJjC0
〜〜〜〜〜

男の子「竜の子、なかなか帰ってこないね」

竜・・・見回りにしてはちょっと時間がかかっているな。どこに行っているのか・・・
以下略



60: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:27:58.80 ID:r7ucoJjC0
竜・・・なんと、罪深き者どもだ・・・

竜・・・して、この者どもの願いは何なのだ?・・・

竜の子・・・よくわからないんだ。ただ『親のところに連れていけ』というだけで・・・
以下略



61: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:29:58.52 ID:r7ucoJjC0
男の子「この竜はちゃんと喋ってるよ!『鉄鉱石の採掘はしてもいいけど、急に掘ると事故とか噴火が起こるかも』って言ってる!」

竜・・・人の子よ、助かるぞ・・・

村長「そなたは竜の言葉が分かるのか?」
以下略



62: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:31:25.17 ID:r7ucoJjC0
領主「竜よ、そなたの子の姿が見えるか?この子の命が惜しければ我々に協力するのじゃ」

竜・・・愚かなる者よ。我は山の守護者。山以外の存在に従うことなどないわ・・・

男の子「えっと、『お前なんかに協力するかバーカ!』かな?」
以下略



63: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:32:42.91 ID:r7ucoJjC0
パパ「領主様!待ってください!息子がまだ竜のそばにいるのですよ!」

領主「黙れ!」

領主「放て!」
以下略



64: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:34:21.03 ID:r7ucoJjC0
領主「おい、そこの鉱夫」

パパ「私…ですか?」

領主「そうじゃ。そなたがその大きなつるはしを投げて、息子ともども竜の心臓を一突きにするのじゃ」
以下略



65: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:36:44.16 ID:r7ucoJjC0
領主「ああ、そなたと息子は救世主。煩悩を忘れ、目を醒ますのじゃ」

パパ「煩悩…これは煩悩なのか…」

村長「そうだ、あの竜の代弁者となった不気味な子ともども討つのだ」
以下略



66: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 22:49:24.28 ID:4ZJoceGV0
兵士W「領主様危な…うぐっ!」ドタッ

村長「おい貴様、気でも触れたか!なぜ領主様に向けてつるはしを投げたのだ!」

パパ「…仰せの通り、目を醒ましたんですよ。息子を庇った竜と息子を殺せという領主、私がどちらを信じるべきかは明白でしょう」
以下略



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