過去ログ - 泉の女神「あなたが落したのは…」
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61: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:29:58.52 ID:r7ucoJjC0
 男の子「この竜はちゃんと喋ってるよ!『鉄鉱石の採掘はしてもいいけど、急に掘ると事故とか噴火が起こるかも』って言ってる!」 
  
 竜・・・人の子よ、助かるぞ・・・ 
  
 村長「そなたは竜の言葉が分かるのか?」 
62: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:31:25.17 ID:r7ucoJjC0
 領主「竜よ、そなたの子の姿が見えるか?この子の命が惜しければ我々に協力するのじゃ」 
  
 竜・・・愚かなる者よ。我は山の守護者。山以外の存在に従うことなどないわ・・・ 
  
 男の子「えっと、『お前なんかに協力するかバーカ!』かな?」 
63: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:32:42.91 ID:r7ucoJjC0
 パパ「領主様!待ってください!息子がまだ竜のそばにいるのですよ!」 
  
 領主「黙れ!」 
  
 領主「放て!」 
64: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:34:21.03 ID:r7ucoJjC0
 領主「おい、そこの鉱夫」 
  
 パパ「私…ですか?」 
  
 領主「そうじゃ。そなたがその大きなつるはしを投げて、息子ともども竜の心臓を一突きにするのじゃ」 
65: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:36:44.16 ID:r7ucoJjC0
 領主「ああ、そなたと息子は救世主。煩悩を忘れ、目を醒ますのじゃ」 
  
 パパ「煩悩…これは煩悩なのか…」 
  
 村長「そうだ、あの竜の代弁者となった不気味な子ともども討つのだ」 
66: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 22:49:24.28 ID:4ZJoceGV0
 兵士W「領主様危な…うぐっ!」ドタッ 
  
 村長「おい貴様、気でも触れたか!なぜ領主様に向けてつるはしを投げたのだ!」 
  
 パパ「…仰せの通り、目を醒ましたんですよ。息子を庇った竜と息子を殺せという領主、私がどちらを信じるべきかは明白でしょう」 
67: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 22:51:10.85 ID:4ZJoceGV0
 領主「竜よ、こちらの兵士が1人減ったところで計画に変更はない。竜の味方をするガキを含め、皆まとめて亡き者にしてくれる!兵士ども、矢を放て!」 
  
 ビシュビシュビシュビシュ 
  
 竜・・・う ぬ ら … !!・・・ガアア 
68: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 22:54:48.95 ID:4ZJoceGV0
 領主「フハハ、こちらに向かって火を噴いたら、あやつの子も火だるまじゃ」 
  
 ゴォォォォォォォォォォ! 
  
 領主「なっ…!本当に火を噴きおった…!」 
69: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 22:56:11.37 ID:4ZJoceGV0
 竜・・・我が子よ・・・ 
  
 竜の子・・・熱いよ…熱いよ…・・・ 
  
 竜・・・!! どうしたのだ?・・・ 
70: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 23:03:12.32 ID:4ZJoceGV0
 ボゴゴゴゴゴゴ……ザパァ! 
  
 泉の女神「そこの竜よ…」 
  
 男の子「ぎゃあバケモノ!」 
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