過去ログ - 泉の女神「あなたが落したのは…」
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63: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:32:42.91 ID:r7ucoJjC0
パパ「領主様!待ってください!息子がまだ竜のそばにいるのですよ!」
領主「黙れ!」
領主「放て!」
64: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:34:21.03 ID:r7ucoJjC0
領主「おい、そこの鉱夫」
パパ「私…ですか?」
領主「そうじゃ。そなたがその大きなつるはしを投げて、息子ともども竜の心臓を一突きにするのじゃ」
65: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/05(火) 00:36:44.16 ID:r7ucoJjC0
領主「ああ、そなたと息子は救世主。煩悩を忘れ、目を醒ますのじゃ」
パパ「煩悩…これは煩悩なのか…」
村長「そうだ、あの竜の代弁者となった不気味な子ともども討つのだ」
66: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 22:49:24.28 ID:4ZJoceGV0
兵士W「領主様危な…うぐっ!」ドタッ
村長「おい貴様、気でも触れたか!なぜ領主様に向けてつるはしを投げたのだ!」
パパ「…仰せの通り、目を醒ましたんですよ。息子を庇った竜と息子を殺せという領主、私がどちらを信じるべきかは明白でしょう」
67: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 22:51:10.85 ID:4ZJoceGV0
領主「竜よ、こちらの兵士が1人減ったところで計画に変更はない。竜の味方をするガキを含め、皆まとめて亡き者にしてくれる!兵士ども、矢を放て!」
ビシュビシュビシュビシュ
竜・・・う ぬ ら … !!・・・ガアア
68: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 22:54:48.95 ID:4ZJoceGV0
領主「フハハ、こちらに向かって火を噴いたら、あやつの子も火だるまじゃ」
ゴォォォォォォォォォォ!
領主「なっ…!本当に火を噴きおった…!」
69: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 22:56:11.37 ID:4ZJoceGV0
竜・・・我が子よ・・・
竜の子・・・熱いよ…熱いよ…・・・
竜・・・!! どうしたのだ?・・・
70: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 23:03:12.32 ID:4ZJoceGV0
ボゴゴゴゴゴゴ……ザパァ!
泉の女神「そこの竜よ…」
男の子「ぎゃあバケモノ!」
71: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 23:05:18.67 ID:4ZJoceGV0
泉の女神「っていうかそうだよ竜だよ。竜って何!?天界の者が魔族に話しかけるとかおかしいだろ」
泉の女神「あたしみたいなぺーぺーが下手に魔族に接触すると、ボスに怒られるどころじゃ済まねえし…」
泉の女神「竜もその辺を弁えて行動してくれねえと困るんだよなあ」
72: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 23:08:36.71 ID:4ZJoceGV0
泉の女神「魔族の世界も色々と複雑なのですね」
竜・・・単純な話だ。魔王とともに魔界に住む種族もいれば、人間とともに人間界に住む種族もいるだけだ・・・
泉の女神「人間界に住む魔族は沢山いるのですか?」
73: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 23:13:56.22 ID:4ZJoceGV0
泉の女神「考えてもみなって。例えば、人間界の国王や貴族たちだけが優雅に暮らしている世界。例えば、魔王ほどの破壊力を持つ者たちが日々談笑して過ごす世界…そんな世界を知ってるか?」
竜・・・寡聞にして知らぬ・・・
泉の女神「寡聞でも何でもねえって。ねえんだよそんな世界は」
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