過去ログ - 泉の女神「あなたが落したのは…」
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86: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 23:43:52.34 ID:4ZJoceGV0
鉱夫A「領主に立ち向かった男なら、もう一人知っていますよ」
鉱夫B「ええ、我々は見ていましたから」
鉱夫C「おい鉱夫D、なんで新村長さんを縛っているんだ。早く縄を解けよ」
87: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 23:52:13.25 ID:4ZJoceGV0
本日の投下はここまでです。
88: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 22:53:31.94 ID:aLLP9K++0
◆第四章 異形の少女
異形の少女は、剣を抱え湖畔に佇んでいた。その視点は何かを見つめるでもなく、宙を彷徨っていた。やがてその焦点の定まらぬ眼に決意のようなものが浮かび、少女はゆっくりと歩きだした…
89: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 22:55:07.47 ID:aLLP9K++0
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村人「こんにちは〜」
90: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 22:57:36.69 ID:aLLP9K++0
村人「子供の病気を治してくれる薬が悪魔なもんですか。教会は子供の命なんて助けてくれないんだから」
ハーフエルフ母「そう言って頂けると嬉しいですよ」
ハーフエルフ父「こんな異形の我々を受け入れてくれる村は多くありませんから…」
91: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 22:58:49.78 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ母「こら、ちゃんと挨拶しないとダメでしょ」
ハーフエルフ「………あ、あう、こ、こんにちは」
ハーフエルフ母「ごめんなさいね、うちの娘あまり人に慣れていなくって」
92: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:00:05.27 ID:aLLP9K++0
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ハーフエルフ母「あなた、玄関に教会の関係者らしき人たちが!」
ハーフエルフ父「何、どういうことだ!?」
93: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:01:17.37 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ母「そんなことよりあなた、どうしましょう」
ハーフエルフ父「もし審問されたら、無事戻ってくる者はいないらしいよ」
ハーフエルフ母「それじゃ…」
94: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:03:25.14 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ父「あの娘は…この村に置いていくしかない」
ハーフエルフ母「なんてことを言うの!うちの娘を教会になんか絶対に渡さない!」
ハーフエルフ父「落ち着いて聞いてくれ」
95: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:04:39.39 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ母「…私達2人が生きていれば、いつか娘を救える日が来るかもしれない」
ハーフエルフ父「ああ」
ハーフエルフ母「逆に、私達2人が異端と断定されて処刑されてしまったら、娘も無事でいられるかどうか分からなくなる…」
96: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:05:30.64 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ母「起きて、ハーフエルフ」ユサユサ
ハーフエルフ「う〜ん…」ムニャムニャ
ハーフエルフ父「ほら、いい子だから起きなさい」
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