過去ログ - 泉の女神「あなたが落したのは…」
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94: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:03:25.14 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ父「あの娘は…この村に置いていくしかない」
ハーフエルフ母「なんてことを言うの!うちの娘を教会になんか絶対に渡さない!」
ハーフエルフ父「落ち着いて聞いてくれ」
95: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:04:39.39 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ母「…私達2人が生きていれば、いつか娘を救える日が来るかもしれない」
ハーフエルフ父「ああ」
ハーフエルフ母「逆に、私達2人が異端と断定されて処刑されてしまったら、娘も無事でいられるかどうか分からなくなる…」
96: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:05:30.64 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ母「起きて、ハーフエルフ」ユサユサ
ハーフエルフ「う〜ん…」ムニャムニャ
ハーフエルフ父「ほら、いい子だから起きなさい」
97: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:06:56.66 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ「パパとママは悪い人じゃないもん!」
ハーフエルフ母「そうね、だからこれはただの勘違いなの」
ハーフエルフ母「でもね、教会は一回勘違いしたら言い訳を聞いてくれないの」
98: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:08:02.86 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ父「たとえ嫌でも、一緒に行くことは君のためにならない」
ハーフエルフ母「いい子だからいう事を聞いて」
ハーフエルフ「……」
99: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:09:19.54 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ父「そして明日、朝になったら、教会の隣の孤児院に行くんだ。『パパとママがいなくなった』と言ってね」
ハーフエルフ「こじ…いん…?」
ハーフエルフ父「ああ、君みたいな子を引き取って、育ててくれるところだ」
100: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:10:25.33 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ「え!?え!?やだよ!」
ハーフエルフ母「あなたのことは絶対に忘れないから!」ダキッ
ハーフエルフ「やだ…やだ…」グスッ
101: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:13:02.16 ID:aLLP9K++0
騎士団隊長「失礼するぞ!」ガチャ
騎士団B「誰もいなうようですね」
騎士団C「不思議な液体の入った瓶が沢山ありますが…」
102: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:15:42.68 ID:aLLP9K++0
投下直後にミス発見…
>>101
誤:騎士団B「誰もいなうようですね」
正:騎士団B「誰もいないようですね」
103: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:17:19.06 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ「外からおじさんたちの声が聞こえて目が覚めたの」
騎士団C「騎士団Bさんって筋金入りの変態ですね」
ハーフエルフ「怖くなってパパとママの寝室に行ったら、パパとママがいなくなってたの!」
104: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:18:29.80 ID:aLLP9K++0
騎士団隊長「私たちは教会からの依頼でパパとママを探しているだけだ。怖いことはしないから、パパとママの行き先に心当たりがあったら教えてくれないかな?」
ハーフエルフ「知らない!」
騎士団隊長「どんな小さいことでもいいんだよ?」
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