105: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/20(水) 07:22:06.01 ID:MhS5mzTTO
“そうだよー、生きてたから、『また』出会えたんだ……。
ケイちゃん…かわいいかわいい、アタシのケイちゃん。
だからアタシの味も感触も、その傷もさ。
全部、全部覚えててね…?”
秋風に吹かれ、雲が通り抜けては月を隠し。
その明かりは、明滅を繰り返す。
そしてまた雲が晴れ、月明かりがその明るさを増した時。
それが照らした北上の笑顔がどのようなものであったのかは。
ギラギラと鈍く光る、月だけが知っていた。
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