過去ログ - 北上「離さない」
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180: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/08/20(土) 04:37:28.03 ID:GKWtytdi0

「北上殿、おはようございます。」
「おはよ……ん?整備くん…だよね?」
「そうですが…。」


いざケイちゃんが来たら、意外にちゃんとした格好でさ。
ああ、この子にも今時な時代があったんだ…って、あたしゃホロリときそうだったよ。


「意外とおしゃれだねー、芋ジャーとか着てくるかと思ってた。」
「学生の頃はまだ、気にしてましたからね。バイトして服買ったり。」
「ふーん。何?モテたい願望とかあったんだ?」
「戦争が始まるまでは、ですけどね。」
「ダメダメ。危ない仕事してるからこそ、プライベートも楽しまなきゃ。さ、行こっか。」


ここから○○市、近いっしょ?
あそこは栄えてるから、電車で連れてったんだ。

それでボックスシート座ってたんだけど、ケイちゃん、窓から海見て黄昏てたんだよね。


「なーにカッコつけてんのさー、お疲れ?」
「いえ、静かだなって。表向きは本当、世の中平和ですよね。」
「…最初の一年、世界中で相当やり合ったからね。その賜物だよ。
だからさ、たまには思いっきり遊ぶ!これ大事ね!」


馴染みの服屋連れてったり、ご飯連れてったりさ。とにかく町中ぶらぶらさせたんだ。

まー、街はいつも通りの休日だよ。
ケイちゃん、こっち来てからそうやって出掛けるの一度もしてなくてさ、すごい新鮮そうな顔してた。

それでお茶してた時かな?思い切って言ったんだ。




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