27: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/05(火) 04:58:17.28 ID:CwxaGTk0O
「へー、新しい子来るんだ?」
「ほぼ工廠メンバー扱いですけどね。まあ、これでもっと良くできれば最高ですけど。」
「はー…あんたねぇ…。
いいかいケイちゃん?そういう時はだねえ、“これで少しは楽出来る”って言うもんだよ?」
「そういうもんですかね?」
「そういうもんだよー、うん。」
週に何度か、俺が上がる時間になると、北上さんはお菓子片手に工廠にダベりにやってくる。
これも気付けば出来上がっていた、長い習慣だったりする。
艤装修理や開発の時は、ずっと気を張っている。
だからかいざ上がれば糸が切れてしまい、しばらく工廠の椅子に座ってぼーっとしている事が多かった。
そうして暫く休んでも、結局いるのは工廠に変わりはなく。
アイディアや研究意欲が湧いてきたりすれば、すぐに実験出来る環境にある訳で。
ましてや休んでちょっと元気になってしまえば、今度はプライベートと言う名の機械弄りの始まりだ。
結局そのまま工廠で寝落ちしてしまう事も多くて、確か床に転がってたのを彼女に見付かったのが、事の始まりだったか。
今はなるべく帰るようにしたけど、当時は風呂入る為だけに部屋戻ってたような時期だった。
いやー…あの時の北上さんの笑顔、すげえ怖かったよね。
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