535: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/10(金) 08:30:40.54 ID:B2GRHGId0
「…!?メロンちゃん!後ろや!」
「え……!?」
ベルトコンベアを駆ける音が響き、振り返る頃にはもう背後までその影は迫っていた。
その正体は、北上。
その手には大型のハンマーが握られている。
これが通常の相手の攻撃なら、防御壁により、屁ほどでもないだろう。
だが相手は同じく缶により強化された人間、そして凶器は刃物ではなく、鈍器。
防御壁は爆撃や銃弾、刃物には強いが、それでも一定以上の衝撃は伝わる。
それが、通常なら頭が砕け散る一撃だとして。
例え防御壁越しでも、艦娘のその一撃は負傷の可能性を孕んでいる。
「メロンちゃん!!」
龍驤は銃を抜くが、ダメだ、間に合わない。
そして振りかぶられた鉄塊は夕張を目掛け。
『ごしゃ…!』
鈍い音が、薄闇の中に響き渡った。
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