607: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/28(火) 03:31:19.96 ID:T7wuw/an0
「へ……?痛くない…あれ、アタシ…死んじゃったんじゃないの……?」
「残念、生きてるわよ。はー…やっと本音を言う気になったわね…ハラハラしちゃったわ。
言ったでしょ?“あんたは死なせない”って。
艤装展開時の怪我しか治せない…つまり裏を返せば、缶と連携してる間の怪我には有効って事。
さて、何でしょうか?」
北上が突然消えた痛みと怪我の感覚に狼狽える中、夕張はしたり顔で謎かけをしてみせる。
この独特の匂いは、彼女も嗅いだ事がある。
その正体は。
「ん……?あ!これって!!」
「そう。バケツの中身よ。」
夕張はウェストポーチ以外に、腰にドリンクホルダーを付けていた。
中身は本当に危険な時の為に、出発前に彼女がくすねておいたもの。
ペットボトルに詰められた、高速修復材。
それは未だに缶と連携している北上の銃創にも、効果を発揮するものだった。
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