過去ログ - 比企谷「田中くんはいつもけだるげ」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 10:57:58.30 ID:z+SwuVXOO
−−奉仕部−−
由比ヶ浜「やっはろー!」
雪ノ下「こんにちは」
比企谷「おう」
由比ヶ浜「いやぁ、遅れちゃってごめんね。優美子たちと話してたら長くなっちゃってさ」
雪ノ下「気にしなくて良いわ。今日はまだ誰もきていないから」
由比ヶ浜「そっか良かった」
コンコン
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2:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:01:38.97 ID:z+SwuVXOO
雪ノ下「どうぞ」
太田「どうも」
田中「…………」
3:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:05:15.96 ID:z+SwuVXOO
田中「そうだねぇ……。休み時間のときだってそんなに騒ぎもしないし……。ふぁぁ」
由比ヶ浜「眠たそうだね、寝不足?」
田中「うん……。今日、八時間くらいしか寝てない……」
4:名無しNIPPER[sage]
2016/07/06(水) 11:06:12.95 ID:NZ1vyqoFO
田中君ってそっちかよww
5:名無しNIPPER[sage]
2016/07/06(水) 11:12:32.61 ID:/i3VNpL4o
つまんね
6:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:16:13.82 ID:z+SwuVXOO
−−数分後−−
雪ノ下「要するにあなたのその、腑抜けた根性を叩き直してほしいというのが依頼なわけね」
田中「酷い言い方だけどだいたいそんな感じ。ずっとこのまま太田に頼りっぱなしっていうのもダメな気がしてきて……」
7:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:19:19.34 ID:z+SwuVXOO
雪ノ下「ええ、もちろん。今聞いた話だと田中くんは歩くスピードが遅い上に体力が驚くほどない。だから授業なんかに遅れないために太田くんに運んでもらっている。ならば最低限、人並み程度の体力をつければ良いだけのことよ。腑抜けた根性を直すのはそのあとね」
由比ヶ浜「あ、じゃあさいちゃんのときみたいに田中くんを鍛えるってこと?」
雪ノ下「そういうことになるわね」
8:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:21:55.79 ID:z+SwuVXOO
−−数分後−−
田中「死ぬ……。死んじゃうよぉ……」
由比ヶ浜「腹筋、十五回程度したら死んじゃうんだ……」
9:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:23:21.80 ID:z+SwuVXOO
比企谷(それから数日間、田中は徹底的に雪ノ下にいじめ……。もとい、しごかれ続けた。そして……)
比企谷「昼休み現在、田中は雪ノ下の命令で運動場の周りを走っている」
由比ヶ浜「ヒッキー、誰に説明してるの……?」
10:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:25:04.96 ID:z+SwuVXOO
由比ヶ浜「うーん、自分の意思じゃないってことは嫌々やってるってこと?」
太田「わからん。だが、いつもの田中じゃないことは確かだと思う」
由比ヶ浜「どうしよう、本人に直接話を聞いた方が良いかな?」
11:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:27:17.50 ID:z+SwuVXOO
???「ししょー!」
比企谷「ん?なんだ、田中のところにちっこい女が寄ってきたぞ」
太田「あれは……。もしかして宮野か?」
12:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:29:02.78 ID:z+SwuVXOO
宮野「みなさーん!」
比企谷「お、宮野とやらが、疲れきった田中と一緒にこっちにやってきたぞ」
由比ヶ浜「宮野ちゃんやっはろー!」
13:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:30:08.67 ID:z+SwuVXOO
田中「はぁ……。はぁ……」
由比ヶ浜「田中くん、すごい疲弊しきってるね」
太田「大丈夫か田中?水を買ってきたんだが飲むか?」
14:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:32:46.79 ID:z+SwuVXOO
由比ヶ浜「なにが良くないの宮野ちゃん?」
宮野「みなさんは今のししょーを変えようとしているんですよね?それはダメです!ししょーがししょーじゃなくなったら、ししょーじゃなくなっちゃうじゃないですかー!」
雪ノ下「宮野さん……。だったかしら。あなた、少し落ち着きなさい」
15:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:34:05.29 ID:z+SwuVXOO
雪ノ下「宮野さん、さっきも言ったけど私たちは田中くんに依頼を受けて彼を鍛えているの。だから……」
宮野「うーん……。あ!そうだ、良いことを思いついたです!」
比企谷(良いことじゃないほうに葉山の魂をかけるぜ)
16:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:35:27.56 ID:z+SwuVXOO
宮野「それでどうなんですか?私の依頼引き受けてくれるんですか?」
比企谷「おいどうするよ?」
由比ヶ浜「どうするって言われても一応、依頼なんだから受諾した方が良いじゃないかな」
17:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:36:55.82 ID:z+SwuVXOO
由比ヶ浜「そうだよね。うん、よし!宮野ちゃん」
宮野「はい!聞いてました。じゃあ田中くんの説得をお願い……」
雪ノ下「説得するのはあなたよ。私たちはあくまでサポートをするだけ」
18:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:38:06.39 ID:z+SwuVXOO
比企谷「通りで二人ともさっきから俺たちの会話に入ってこないわけだ……」
田中「うーん?」
太田「おお、起きたか田中。ほら宮野がお前に話したいことがあるみたいだぞ」
19:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:39:13.07 ID:z+SwuVXOO
−−放課後−−
由比ヶ浜「いやぁ、まさか田中くんがずっとゆきのんにビビってて、訓練を辞めたいって言い出せなかったなんて思いもしなかったよね」
雪ノ下「気のせいかしら、なんだか説明的なセリフに聞こえるのだけれど……」
20:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:40:42.23 ID:z+SwuVXOO
由比ヶ浜「それよりもちょっと残念だよね」
比企谷「なにがだよ」
由比ヶ浜「いや、せっかく田中くん、自分を変えようと一念発起したのに途中で諦めちゃったからさ……」
21:名無しNIPPER[saga]
2016/07/06(水) 11:42:02.29 ID:z+SwuVXOO
比企谷「しかしだな、田中のあの性格は必ずしも悪いものとは限らないんじゃないのか?」
由比ヶ浜「あ、話逸らした……」
雪ノ下「どういうことかしら?」
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