過去ログ - 少女「『わがまま王様と悪い魔女』」
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26:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:38:04.68 ID:+RpNN8bFo
騎士長「どうぞ抜いてみてください」
王様「っ……抜けぬ!? 抜けぬぞ!」
27:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:38:31.15 ID:+RpNN8bFo
王様「つまり……」
騎士長「そう、つまり我々は現在武装を封じられた状態です」
28:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:39:26.00 ID:+RpNN8bFo
沼地の魔女。
魔法を悪用し人をさらう恐ろしい魔女。
それは王様にとって最も憎むべき相手でした。
29:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:39:54.57 ID:+RpNN8bFo
王様「沼地の魔女……あやつめ、このワシからまたも大事なものを奪い去ろうというのか」
騎士長「……」
30:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:40:24.78 ID:+RpNN8bFo
王様はイライラと広間を歩き回ります。
孫娘のことが心配で心配でなりません。
お腹を空かせてはいないかな。
怖がって震えてはいないかな。
31:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:40:59.43 ID:+RpNN8bFo
王様「……料理長! 料理長!」
料理長「はい王様、なんでしょう?」
32:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:41:25.60 ID:+RpNN8bFo
これはのんびりもしていられなくなったようです。
王様は料理長を大鍋に突き落とすと階段を駆け下ります。
向かう先は軍の演習場。
急いで大空の下に駆け出ました。
33:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:41:59.17 ID:+RpNN8bFo
王様「騎士長! 騎士長! 騎士長?」
騎士長「……はいなんでしょう王様」
34:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:42:26.95 ID:+RpNN8bFo
王様は今度は階段を駆け上がりました。
孫娘の部屋に飛び込んで、声を大きく張り上げます。
35:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:42:52.87 ID:+RpNN8bFo
王様「侍女よ! 侍女はおらんか! この際お前でも仕方ない、孫娘を取り戻しに行ってこい!」
召使い「あの方なら昨日実家に帰られましたよ」
36:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:43:30.20 ID:+RpNN8bFo
錯乱気味に叫んだ王様は、しばらく考え込みました。
これからどうするべきなのか。
どうすれば孫娘を助けられるのか。
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