過去ログ - 少女「『わがまま王様と悪い魔女』」
↓ 1- 覧 板 20
31:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:40:59.43 ID:+RpNN8bFo
王様「……料理長! 料理長!」
料理長「はい王様、なんでしょう?」
32:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:41:25.60 ID:+RpNN8bFo
これはのんびりもしていられなくなったようです。
王様は料理長を大鍋に突き落とすと階段を駆け下ります。
向かう先は軍の演習場。
急いで大空の下に駆け出ました。
33:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:41:59.17 ID:+RpNN8bFo
王様「騎士長! 騎士長! 騎士長?」
騎士長「……はいなんでしょう王様」
34:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:42:26.95 ID:+RpNN8bFo
王様は今度は階段を駆け上がりました。
孫娘の部屋に飛び込んで、声を大きく張り上げます。
35:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:42:52.87 ID:+RpNN8bFo
王様「侍女よ! 侍女はおらんか! この際お前でも仕方ない、孫娘を取り戻しに行ってこい!」
召使い「あの方なら昨日実家に帰られましたよ」
36:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:43:30.20 ID:+RpNN8bFo
錯乱気味に叫んだ王様は、しばらく考え込みました。
これからどうするべきなのか。
どうすれば孫娘を助けられるのか。
37:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:44:13.10 ID:+RpNN8bFo
王様「ふん、役に立たないクズどもめ。こうなったらワシが一人で何とかしてやるわい」
王様「抜け穴はちゃんと昔のままじゃのう。これなら問題なく外に出られそうじゃ」
38:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:45:01.44 ID:+RpNN8bFo
雄叫びと共に王様は城壁の穴から飛び出します。
向かう先は森の沼地の魔女のところ。
とりあえず抜けない剣と底なし鍋とを手に持って、王様は一目散に森へと飛び込みました。
39:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:45:37.07 ID:+RpNN8bFo
王様「さてやってきたが森の中。どちらへ向かえばいいのやら」
王様「皆目見当もつかんわい」
40:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:46:08.83 ID:+RpNN8bFo
進んでいった先の木の根元に、誰かが座っているようでした。
王様が近づくとその誰かは顔をこちらに向けます。
フードを目深にかぶったなにやら怪しい人物です。
41:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:46:52.21 ID:+RpNN8bFo
王様「おいそこの怪しい奴、名を名乗れ」
商人「私は商人でございます」
140Res/45.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。