過去ログ - 少女「『わがまま王様と悪い魔女』」
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38:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:45:01.44 ID:+RpNN8bFo
雄叫びと共に王様は城壁の穴から飛び出します。
向かう先は森の沼地の魔女のところ。
とりあえず抜けない剣と底なし鍋とを手に持って、王様は一目散に森へと飛び込みました。
39:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:45:37.07 ID:+RpNN8bFo
王様「さてやってきたが森の中。どちらへ向かえばいいのやら」
王様「皆目見当もつかんわい」
40:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:46:08.83 ID:+RpNN8bFo
進んでいった先の木の根元に、誰かが座っているようでした。
王様が近づくとその誰かは顔をこちらに向けます。
フードを目深にかぶったなにやら怪しい人物です。
41:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:46:52.21 ID:+RpNN8bFo
王様「おいそこの怪しい奴、名を名乗れ」
商人「私は商人でございます」
42:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:47:27.31 ID:+RpNN8bFo
「今日は何して遊びましょうか」
「僕はごっこ遊びがいいと思う!」
43:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:48:01.17 ID:+RpNN8bFo
何かが見えたような気がしました。
44:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:48:28.66 ID:+RpNN8bFo
王様「――くっ、やめんか本を閉じよ!」
商人「どうですお気に召しましたか王様?」
45:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:48:58.56 ID:+RpNN8bFo
震える手で剣を抜こうとする王様ですが、柄はびくともしませんでした。
王様は焦りで怒り狂います。
46:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:49:25.51 ID:+RpNN8bFo
王様「くそ! くそ!」
商人「おや剣が抜けないのですか?」
47:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:49:52.15 ID:+RpNN8bFo
そう言うと商人は香水のような物を剣の上から振りかけます。
するとあら不思議、王様の手の中で何の抵抗もなく剣が抜けたではありませんか。
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