過去ログ - 少女「『わがまま王様と悪い魔女』」
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47:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:49:52.15 ID:+RpNN8bFo
そう言うと商人は香水のような物を剣の上から振りかけます。
するとあら不思議、王様の手の中で何の抵抗もなく剣が抜けたではありませんか。
48:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:50:22.85 ID:+RpNN8bFo
王様「な……!?」
商人「どうです驚かれました?」
49:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:50:52.21 ID:+RpNN8bFo
王様「う、うむ。ならばもらってやろうではないか!」
商人「ありがたき幸せ。次回からもごひいきに」
50:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:51:58.15 ID:+RpNN8bFo
商人「申し上げるのが遅れましたがそちらの絵本、あなた様の道しるべとなってくれるはずです」
王様「道しるべ?」
51:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:52:30.10 ID:+RpNN8bFo
どん、と追い立てられるように数歩進んで振り返ると、もうそこには誰の姿もありませんでした。
首を傾げた王様は、手の中の絵本を見下ろします。
ひっくり返すとそこには地図。
沼地までの道筋が、大まかに描かれていました。
52:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:52:57.44 ID:+RpNN8bFo
つづく
53:名無しNIPPER[sage]
2016/07/08(金) 22:01:35.31 ID:ZxEswi8oo
乙
先が気になる
54:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 21:06:21.40 ID:uTtcU/Zpo
王様「ええと、この大木を回り込んで」
王様「それからこの二股の道を右に……いや左か?」
55:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 21:06:53.98 ID:uTtcU/Zpo
地図を頼りに歩いていた王様ですが、いつの間にか道を外れてしまっていました。
今歩いているのがどこなのか、もはやまったくわかりません。
帰り道すらどちらやら。
56:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 21:07:54.75 ID:uTtcU/Zpo
王様「ううむ参った。これでは孫娘のところにも行けんわい」
王様「どこぞにここらの道に明るいものはおらんだろうか」
57:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 21:08:42.63 ID:uTtcU/Zpo
声のした方に顔を向けますが、そこには誰もいませんでした。
おかしいなあと首をかしげます。
確かに誰かがいたように思ったのですが、今思い返すと風の音だったようにも思えます。
王様は気のせいか、と再び歩きはじめました。
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