過去ログ - あずき「夜釣り大作戦だね」 肇「そうですね」
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17:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:41:39.57 ID:pT8aGD4I0
それでも、魚が釣れないストレスは募る。どうしろっていうのさ〜〜〜〜〜、と思うものの、口にはせずにあずきはシートの上へ仰向けに倒れた。

その様子を見た肇ちゃんの小さな笑い声が耳に届く。仰向けになったあずきの視界に、星々が映り込む。


以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:48:07.34 ID:pT8aGD4I0
音のした方へ、寝たままで振り向くと、横向きになった肇ちゃんと目が合った。肇ちゃんも、あずきと一緒にシートの上に倒れこんだのだった。

今、あずきたちの頭上に見えるのと同じような。星のきらめく夜空みたいな綺麗な瞳が、あずきの視線を受け止めていた。


以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:51:06.89 ID:pT8aGD4I0
肇ちゃんが、顔の向きを変えた。息を吸い込んで、夏の空に向かって、仰向けに寝転がった状態で歌いだす。



「……You and me...♪」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:55:46.89 ID:pT8aGD4I0
We're the friends!

ハートの温度 スゴくアツい おそろいのこの想い

We're the friends!
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 00:58:50.98 ID:pT8aGD4I0
「……ふぅ。お聞きくださって、ありがとうございました」

「あずきが提案者なんだけどな……」


以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:02:03.17 ID:pT8aGD4I0
「おい二人とも! あれ引いてるんじゃないのか!? あれ!」



急に聞こえた声にびっくりどっきり驚きながら、あずきたちは急いで身を起こす。
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:03:33.13 ID:pT8aGD4I0
「〜〜〜〜〜っ! つよっ……い……!」

「あずきちゃん、落ち着いて! こうして堪えられるということは、落ち着けばちゃんと釣り上げられる相手なんです。リールは後で構いませんから、まずしっかり踏ん張りましょう」

「……うんっ!」
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:06:38.85 ID:pT8aGD4I0
「さっ、魚だ! 本当に魚釣れてるよ肇ちゃん!」

「そ、そろそろ釣り上げますよ! タモの準備!」

「うんっ! い、いつでもいいよ!」
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25:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:08:35.95 ID:pT8aGD4I0
「つ、釣れた……」

「20cmいかないくらいかしら? このくらいのサイズなら、タモを使う必要もなかったかもしれませんね」

「測ってみるか? メジャーも持ってきてることだし、折角だから使わなくっちゃ」
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26:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:13:07.68 ID:pT8aGD4I0
「……うん、ほぼ19cmだな。メバルの標準サイズはわからないけど、悪くないんじゃないか」

  

そんなことを言いながら、プロデューサーさんはあずきたちの釣った魚に興味津々だった。
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27:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 01:16:08.64 ID:pT8aGD4I0
「……で、どうする? 事務所まで持って帰るか、ここでリリースするか」

「私はどちらでもいいですよ」

「えっと、あずきもどっちでもいいよ。……プロデューサーさん、持って帰ってどうするの? 食べちゃうの?」
以下略



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