6: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/08(金) 23:40:25.32 ID:t0rSGYwL0
酉めっちゃ間違えてました。ごめんなさい。
7: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/08(金) 23:41:22.22 ID:t0rSGYwL0
情けない、っていうものよりも、しょうがない、って気持ちがそこにあった。
ダンスにもっと真剣だったなら最初の気持ちが大きいんだろうけど、これがいまのアタシの限界って素直に受け入れることができた。
それでもやっぱり、できないことは悔しい。
8: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/08(金) 23:43:13.93 ID:t0rSGYwL0
今日はここで終わりかな。
呼吸と一緒に肩が大きく動くのが自分でもわかる。
9: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/08(金) 23:44:26.42 ID:t0rSGYwL0
「なかなかおりてこないとおもったら」
他に誰もいないはずだったのに、顔を上げると濡れた前髪のすきまから、そんなに時間が経っていないのにすっかり見慣れてしまった人がアタシを見下ろしていた。
10: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/08(金) 23:45:57.50 ID:t0rSGYwL0
「開けられるか?」
「そんなボロボロに見える?」
11: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/08(金) 23:46:56.27 ID:t0rSGYwL0
なんだ、別に、別にいいじゃない、それだけ喉が渇いていたんだから。
って心の中だけで自己弁護して、表ではささやかに態度で不満をぶつける。
なんとなく頬を膨らましてみる。
12: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/08(金) 23:48:56.20 ID:t0rSGYwL0
「……そういえばさ」
「なんだ、腹でも減ったか」
13: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/08(金) 23:49:33.86 ID:t0rSGYwL0
「なんならメシでも食いに行くか」
「アイドルとプロデューサーがそんなことして大丈夫なんすか」
14: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/08(金) 23:51:21.87 ID:t0rSGYwL0
どこから冗談で、どこまで本気なのか。
この人の境界はよくわからない。
ここで喋り込んでもしかたない。
15: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/08(金) 23:52:38.27 ID:t0rSGYwL0
視線がぶつかる。
胸の奥が跳ねた。
おもわず視線を外すも、視界に隅にいるあの人はまだこっちを見ていた。
16: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/07/08(金) 23:53:25.13 ID:t0rSGYwL0
落ち着こう。
リズムを整えようと深く息を吸い込んで、次に出した。
口から漏れ出した息はやけどしそうなくらい熱い。
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