過去ログ - 勇者山本一樹(26)
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17:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:32:58.17 ID:+G7OZFjv0
レンガ造りの部屋。中はシンプルな木製の家具が並べられている。
部屋の隅にはかまどの火が灯っていた。

いや、おかしい。
俺の部屋はこんな西洋風でもないしおしゃれでもない。
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:33:24.52 ID:+G7OZFjv0
大きく深呼吸して、もう一度考えてみる。
ここは、どこだ。

さっきあった出来事を思い出す。最後の言葉。

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:33:53.60 ID:+G7OZFjv0
・・・マジ?
これは、あれか。よくラノベとかである異世界転移ってやつか。

もしそうだったら怪しげな契約なんてレベルじゃねえな。
クーリングオフ効くかな。
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:34:26.09 ID:+G7OZFjv0
だって、ありえねえし。
いくら技術が進歩してて、VRがどうとか言ってる時代でもこれはないだろ。
でも、ドッキリとか仕掛けられるような人間でもないし。

俺どうしたら良いんだろう。
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:35:57.94 ID:+G7OZFjv0
改めて自分のことを見直すと、服装も変わってた。
高校の頃の体育用ジャージじゃなくて、ゲームとかに出てくる町人Aとかの服だ。

もうわけわかめ。
頭がパンクしそうだ。
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:36:25.65 ID:+G7OZFjv0
顔を上げると、鏡にはいつもどおりの俺が映っていた。少しだけ安心する。

そして、その後ろに民族楽器を演奏するおっさん2人と、カメラを構えた妖精みたいなの。

「誰だお前ら!?」
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:36:52.59 ID:+G7OZFjv0
もしかしたら俺の頭はおかしくなったのかもしれない。
それかこれは夢なんだ。
もう一度顔を洗って、顔を上げる。

鏡には、やっぱりいつもどおりの俺と、一生懸命楽器を演奏するおっさん2人。妖精1匹。
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:37:25.88 ID:+G7OZFjv0
千歩くらい譲って、俺はゲームの世界に入り込んでしまったと認めよう。
こんな舞台裏俺は見たくなかったぞ。

このおっさんたちも仕事で頑張ってるんだろうか。
今月の給料は多かった、とかで一喜一憂してるんだろうか。
以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:37:53.58 ID:+G7OZFjv0
俺のツッコミは誰にも届かなかった。
これで後ろのおっさんたちが食いついて来られてもそれはそれでやりづらい。

「そうなんだよ、今月実は結構きつくてさ・・・」

以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 23:00:22.83 ID:+G7OZFjv0
そこでちょっと気になることが出来た。
これ壁に背中あわせたらどうなんの。
やってみよう。

ごり。
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 23:00:50.40 ID:+G7OZFjv0
ゲームとかで壁際に寄った時を思い出す。
カメラが不安定になって、背中とかがズームされる。
あれってこういう状態だったんだな。

壁から背を離す。
以下略



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