20:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:34:26.09 ID:+G7OZFjv0
だって、ありえねえし。
いくら技術が進歩してて、VRがどうとか言ってる時代でもこれはないだろ。
でも、ドッキリとか仕掛けられるような人間でもないし。
俺どうしたら良いんだろう。
21:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:35:57.94 ID:+G7OZFjv0
改めて自分のことを見直すと、服装も変わってた。
高校の頃の体育用ジャージじゃなくて、ゲームとかに出てくる町人Aとかの服だ。
もうわけわかめ。
頭がパンクしそうだ。
22:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:36:25.65 ID:+G7OZFjv0
顔を上げると、鏡にはいつもどおりの俺が映っていた。少しだけ安心する。
そして、その後ろに民族楽器を演奏するおっさん2人と、カメラを構えた妖精みたいなの。
「誰だお前ら!?」
23:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:36:52.59 ID:+G7OZFjv0
もしかしたら俺の頭はおかしくなったのかもしれない。
それかこれは夢なんだ。
もう一度顔を洗って、顔を上げる。
鏡には、やっぱりいつもどおりの俺と、一生懸命楽器を演奏するおっさん2人。妖精1匹。
24:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:37:25.88 ID:+G7OZFjv0
千歩くらい譲って、俺はゲームの世界に入り込んでしまったと認めよう。
こんな舞台裏俺は見たくなかったぞ。
このおっさんたちも仕事で頑張ってるんだろうか。
今月の給料は多かった、とかで一喜一憂してるんだろうか。
25:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 18:37:53.58 ID:+G7OZFjv0
俺のツッコミは誰にも届かなかった。
これで後ろのおっさんたちが食いついて来られてもそれはそれでやりづらい。
「そうなんだよ、今月実は結構きつくてさ・・・」
26:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 23:00:22.83 ID:+G7OZFjv0
そこでちょっと気になることが出来た。
これ壁に背中あわせたらどうなんの。
やってみよう。
ごり。
27:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 23:00:50.40 ID:+G7OZFjv0
ゲームとかで壁際に寄った時を思い出す。
カメラが不安定になって、背中とかがズームされる。
あれってこういう状態だったんだな。
壁から背を離す。
28:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 23:01:16.38 ID:+G7OZFjv0
さて、どうしたもんか。
ここが何処なのか未だによく分かんないけど、少なくとも俺が住んでたところとは違いそうだ。
何をしたらいいのかもわからないし。
取り敢えず外に出てみよう。
29:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 23:01:51.36 ID:+G7OZFjv0
怒りを抑えて、辺りを見渡す。
煉瓦造りの街並み。所々に吊り下げられている黒いランプは街灯だろう。
少し歩くと、石煉瓦の道がコツコツと小気味の良い音を立てる。
30:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 23:02:32.01 ID:+G7OZFjv0
少しぶらついてみる。
車は世界観に合わないからか、見かけなかった。
たくさんの人が広々とした道を歩いている。
現代社会ではなかなかお目にかかれない光景だ。
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