過去ログ - 幻想郷に来た貴方が女の子と仲良くなる話2
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64: ◆5m18GD4M5g[saga]
2016/07/11(月) 22:46:25.70 ID:4gjKUK/V0
2.その長い棒は何なのか。


「仕事道具さ。ダウジングって名前は知ってるだろう?」

ずい、と貴方の目の前に差し出すと、自慢げにその棒について説明を始める。
ダウジングと言う言葉と、その意味は知っている。

「外の世界のインチキな代物じゃない、本物さ」

何故だか偉ぶって話されるが、貴方には特に何の変哲も無いような物に見えている。

「はは、一般人には分からないだろうがね。これはいいものだ」

ピン、と指で弾いて反響音を出しているが、貴方には一般人故どう良い物かは分からない。
それよりも肝心の道具による成果はあるのかが気になるところ。

「…まあ、焦っても仕方ない事はあるんだよ」

乾いた笑いでぼやかすが、成程どうやら成果は余りよろしくないとのこと。

「道具にばかり頼るのも良くないと言うことだ。現代っ子の君には身に染みる言葉だろう」

貴方の哀れむ視線を感じてか、唐突に教訓を話される。
とは言え貴方の反応には目もくれず、ナズーリンは一人でうんうんと頷いて納得した表情をする。
そして振り返ると、別れの言葉を告げるでも無く、何処かへと飛び去ってしまった。


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