9: ◆dVkk0qX/d.[saga]
2016/07/10(日) 18:15:01.64 ID:xdZ7irUr0
リル「……ついさっき別れた所だ。次の侵攻までは各自適当にグダグダ過ごしてようってな」
ナックルヴァール「いいねェ〜適当にグダグダ、最高だねェ〜。できれば俺もそうしたい気分だぜ」ハァ
リル「何言ってんだ、てめぇこそ大概グダグダしてんだろうが」
ナックルヴァール「いやいやいや、俺もこう見えて結構苦労人なんだぜ?
今だってしょうもない事で喧嘩しそうになってた連中を仲裁してきたトコだしなァ」
ナックルヴァールの言葉を訊いて、先ほどのバンビエッタを思い出したリルは、露骨に嫌そうな顔を見せた
リル「……どうせあの眼鏡野郎が喧嘩の原因だろ? こっちもひとりイライラしてやがるクソビッチが居て鬱陶しい限りだぜ」チッ
ナックルヴァール「そっちもかァ。いやはや全く、初戦勝利の余韻にも浸れる空気じゃねェよなァ、どこもよ」ハァ
リル「……浸ってられるほど、深い余韻なんざねーだろ、実際」ボソッ
ナックルヴァール「ん?」
ふと、道すがら考えていたことを口にするリルトット
リル「アイツらはもうこの戦いに勝った気でいやがるが……最初の戦い、言うほどオレらのワンサイドゲームじゃなかったろ」
普段つるんでいる仲間ではなく、さして親しくもないこの男に突然そんなことを語ったのは、単なるきまぐれか
ナックルヴァール「あー……ま、そうだよなァ」
あるいは彼ならば、同じ気持ちを抱いていると直感的に思ったからか
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