過去ログ - 【モバマスss】「今ならこの眼も、好きになれる気がするんです」
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20: ◆Xz5sQ/W/66[saga sage]
2016/07/10(日) 21:00:15.34 ID:m4cK6Isi0

 少しだけ動揺する彼女の反応を見て、私は再びしまったと思ったが、
 
「猫、ネコですか……ふふっ、そうですね。
 確かに、こういう眼のことを考えたら、普通は最初に猫が出て来るかもしれません」
以下略



21: ◆Xz5sQ/W/66[saga sage]
2016/07/10(日) 21:01:34.91 ID:m4cK6Isi0

「で、でも、普通はそうなんじゃあないですかね? 
 その、褒めやすいなんて言うとアレですけど、告白の際の、わりとお決まりの台詞と言いますか」

「だったら、なおさらお断りです。そんな、決まり文句しか言えない人」
以下略



22: ◆Xz5sQ/W/66[saga sage]
2016/07/10(日) 21:02:14.88 ID:m4cK6Isi0

 ……寂しげな表情で語る彼女。
 けれども私は、ただ黙って彼女の話に耳を傾けることしかできなかった。。
 
 不甲斐ない話だが、自分の過去を告白する彼女にたいして、
以下略



23: ◆Xz5sQ/W/66[saga sage]
2016/07/10(日) 21:02:57.16 ID:m4cK6Isi0
===

 そんな風に二人で歩いていると、いつの間にか私たちは、いつもの分かれ道までやって来ていた。
 
「それじゃあ、今日もここでお別れですね」
以下略



24: ◆Xz5sQ/W/66[saga sage]
2016/07/10(日) 21:03:52.52 ID:m4cK6Isi0
 
 すっかり小さくなった楓さんが、こちらに向かって小さく手を振る。
 
 私も、それに応えるように片手をあげると、
 
以下略



25: ◆Xz5sQ/W/66[saga sage]
2016/07/10(日) 21:05:08.53 ID:m4cK6Isi0
 
『本当はこの眼、選んでくれてたんじゃないかって、思うんです。私の居場所や、友人なんかを』

「選ぶ、ですか?」

以下略



26: ◆Xz5sQ/W/66[saga sage]
2016/07/10(日) 21:05:58.97 ID:m4cK6Isi0

『後は……プロデューサー?』

「なんでしょう?」

以下略



27: ◆Xz5sQ/W/66[saga sage]
2016/07/10(日) 21:06:29.94 ID:m4cK6Isi0


『――だから私、今ならこの眼も好きになれる気がするんです!』




28: ◆Xz5sQ/W/66[saga sage]
2016/07/10(日) 21:07:39.85 ID:m4cK6Isi0

 以上、おしまい。三度目の正直、やっぱシンプルなのが一番だ。
 
 少しでもこの楓さん可愛いな、なんて思って頂ければ幸いです。
 
以下略



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