過去ログ - 【モバマスss】「今ならこの眼も、好きになれる気がするんです」
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3: ◆Xz5sQ/W/66[saga sage]
2016/07/10(日) 20:43:26.99 ID:m4cK6Isi0
 
 彼女には、彼女の会話のペースというものがあるのだ。
 
 私は皿に盛られた焼き鳥の串を一本手に取ると、大人しく相手の出方を見守ることにした。
 
 するとこちらの動きに合わせるように、彼女もグラスを置いてから、テーブルの上の料理に箸を伸ばす。
 
 ……再び、沈黙。
 
 串に残った最後の肉を引き抜きながら、そろそろ話の続きを聞くために、彼女に会話を促すか否か……。
 
 どうしたものかと目をやると、そこでようやく彼女は口を開いた。

 
「あ、あの……プロデューサー?」

 それは、まるで「喋ってもいいですか?」と問いかけるようであったから、
 
「はい。なんでしょう楓さん」

 私は手に持った串を置きながら、優しい声音で返事をして。


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