494: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2016/10/14(金) 23:16:20.37 ID:7pR1vgtm0
純「――っざけんなよッ静ァ!!不眠症で悩む人達を救う能力だってェーのかッ!?ありえねえだろッ!!ぐっ……うう……!」ヨロヨロ……
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
静「……」
495: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2016/10/14(金) 23:18:10.29 ID:7pR1vgtm0
静「『勇気』だ……メイは、自分のスタンドを『捨て去る』勇気を持った。今、溶けて空を覆っているのは、メイの『スタンド』……」
双馬「……天国へ行く方法、か。僕がチェスタの奴から聞いたのを、お前にも教えたな」
静「……『新しいもの』が産まれるの。この『睡魔』は、きっと……『前奏曲(プレリュード)』に過ぎない」
496: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2016/10/14(金) 23:19:38.14 ID:7pR1vgtm0
静「目覚めるの……あたしにも、よくわかってない。だけど……これから新しい『世界』が――……」
┣¨
双馬「――!!」
497: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2016/10/14(金) 23:21:18.01 ID:7pR1vgtm0
┣¨
メイ「…………」
静「…………」
498: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2016/10/14(金) 23:22:57.13 ID:7pR1vgtm0
……崩れ落ちる屋敷の中から、有栖川メイは、現れた。
しっかりと、チェスタ・テスタロッサを、後ろから抱きしめて。
その姿は……我が子を愛する、母のようにも見えた。
499: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2016/10/14(金) 23:24:52.56 ID:7pR1vgtm0
もう死んだと思われたチェスタだったが。
最後の最後に――
残された力を振り絞り。
500: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2016/10/14(金) 23:26:07.67 ID:7pR1vgtm0
『らせん階段』
『カブト虫』
『廃墟の街』
501: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2016/10/14(金) 23:27:22.94 ID:7pR1vgtm0
チェスタ「……『秘密の』…………『皇帝』……」
聞き取れないような、微かな声。
しかし、大切なその声を、最後に。
502: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2016/10/14(金) 23:28:37.62 ID:7pR1vgtm0
メイ「……」
静「……」
双馬「……」
503: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2016/10/14(金) 23:29:34.82 ID:7pR1vgtm0
メイ「……失ってから……初めて、気付くの」
静「……」
メイ「彼は、いつもどんな時でも、私を愛してくれた……信頼出来る、友だった」
504: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2016/10/14(金) 23:31:07.40 ID:7pR1vgtm0
「……だから、私はそれを叶える」
「彼のような、真っ暗な人生を歩んだ者も……」
「私のような……死と、隣合わせで……」
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