35: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/08/15(月) 16:14:38.21 ID:RV+bF3mK0
提督(妙高がぼんやりと空を見上げている)
提督「……」
妙高「あ、提督。そばにいらしたならお声をかけてくださればよかったのに」
提督「いや、な。今日は妙高もなにか思うところはあるのか?」
妙高「それは、ありますよ。色々」
提督「重巡洋艦妙高は終戦まで戦い抜いたもんな」
妙高「私の中の艦の記憶がやっぱり語りかけてきます」
提督「うむ、そうなのか」
妙高「だけど今は感傷に浸る余裕はありません。今だって私たちは戦争の真っ只中です」
提督「そうだな。平和を取り戻すための戦いだ」
妙高「でも……大丈夫でしょうか?」
提督「なにがだ?」
妙高「あ、いえ。変なことを言ってすみません」
提督「いや、いい。謝るな」
妙高「終戦は相手が人間だったから成り立ちました。しかし、深海棲艦相手となると……」
提督「確かに妙高の言おうとしている事はわかる。俺たちの道は二つかもしれない。一つは武力による完全制圧。または殲滅」
妙高「常に新しい種類の深海棲艦が確認されています。これはあまり現実的ではないかもしれません」
提督「ああ、そしてもう一つは……話し合いによる和平だ」
妙高「最近言語を理解する種も現れてるとのデータもありますから近い将来実現するかもしれませんね」
提督「出来ることなら平和な海を眺めたいものだ」
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