過去ログ - 提督「妙高は空を見る」
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40:名無しNIPPER[sage]
2016/08/22(月) 19:29:27.68 ID:ZG8cEQFS0

提督(妙高がどんやりとした空を見上げている)

提督「妙高、どうしたんだ?」

妙高「あ、提督。夕立が来そうだと思いまして」

提督「ぽい?」

妙高「そっちの夕立ちゃんではありません」

提督「確かに一雨降りそうだな。しかし……」

妙高「どうしたのですか?」

提督「いや、夕立があまり好きではないんだ」

妙高「どうしてですか?」

提督「ただでさえ暑いのに湿度が増してじめじめするだろ。あの空気が好きではない」

妙高「夏らしくていいじゃないですか。提督は夏らしいものがお好きだといっていましたよね」

提督「それとこれとは別だ。さらにいつも俺が移動中に降ってくる。それも俺が傘を持ってないときに限ってだ」

妙高「それは提督が準備をしていないのが悪いのでは?」

提督「それもこれも夕立が悪い」

妙高「提督はわがままですね」

提督「しかし、それもこの前までの話だ。少しだけ考え方が変わった」

妙高「なにがあったのですか?」

提督「妙高が突然の雨に降られたことがあっただろ?」

妙高「ああ、ついこの間ありましたね」

提督「雨に濡れた妙高を見て夕立も悪くないと思ったのだ」

妙高「その発言はセクハラでは?」

提督「違う!妙高のその艶やかな髪が濡れた姿はとても美しい!」

妙高「大きな声を出さないでください……少し……恥ずかしいです……」

提督「濡羽色の髪が美しい女性は日本の財産だ」



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