44: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/08/25(木) 23:10:22.30 ID:R4tJnN6Y0
提督(8月25日、本日は大安なり。最近の若者はそういうのを気にしなくなったというが古き良き日本男児としてそこは考えるべきであろう)
提督「あーあー妙高。今日は星が綺麗だ。散歩にでも行かないか?」
妙高「珍しいですね、提督。よろこんで受けさせていただきます」
提督(妙高は珍しいと言いながらもさして気にしたそぶりを見せない。あの笑顔はこれから起こることを見過ごしているというのか)
提督「夜だから少しは涼しくなってるかと思ったがそれでも暑いな」
妙高「そうですね」
提督「ここら辺は明かりがあまりないから星が良く見えるな」
妙高「はい。綺麗です」
提督「ただ聞いた話だが海上で見る星はもっと綺麗だとか。俺も見てみたいものだな」
妙高「ふふ、残念ですね。艦娘だけの特権です」
提督「うらやましい限りだ」
提督(さあ、充分歩いただろう。心の準備?そんなものはいつまでたっても完了しないためやらないのが吉だ)
提督「先の中規模作戦はご苦労だった」
妙高「ありがとうございます」
提督「とどめは妙高の一撃だと聞いている」
妙高「いえ、みなさんと力を合わせた結果です」
提督「そうか。まあ、みんなにも感謝している。それとだな、作戦中に錬度が最大になったと聞いている」
妙高「はい」
提督「ここまで長かったな」
妙高「長かったですね」
提督「それでだな……」
妙高「はい」
提督「……ああ、まどろっこしいのは苦手だ。妙高、……俺とケッコンしてくれ」
提督(妙高は少しだけ驚いたように目を大きくし、またいつもの表情に戻った)
妙高「……はい」
提督「これをつけてくれるか?」
妙高「わかりました」
提督(妙高のその細くて綺麗な指に指輪を通す)
妙高「ありがとう……ございます」
提督(妙高の声は震えていて、目にはうっすらと涙が光っていた。それが月明かりに反射して俺は思わず)
提督「綺麗だ……」
提督(なんて呟いてしまった)
妙高「なにがですか?」
提督「いや、なんでもない。それじゃ戻ろうか」
妙高「はい」
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