23:名無しNIPPER[saga]
2016/07/12(火) 05:13:21.44 ID:NS+dGnRG0
シン…… と言葉が途切れ、気まずい空気が流れる。 わたしは俯いて奈緒ちゃんの言ったことを想像してみる。
目の前で男子に見比べられちゃうのか…… 自信がないわけじゃないけど、なんだか想像すると顔が火照ってきちゃう……
顔を上げると、二人とも顔が赤く染まっていた。 おそらくわたしも同じ色合いになっていることだろう。
どうしたものかと考えていると、奈緒さんが立ち上がり言った。
奈緒「ああああああ! この話おしまい! さっさと飯食え! ほら立った立った!」
飛鳥「うわ! あ、ああ、そうさせてもらうよ」
蘭子「う、うむ。 この皿でよいか?」
奈緒「そのプレートが一人一皿でサラダは取り皿とこのボウルな!
パンは飲み物と一緒に持ってってやるから…… あー、何飲むんだ?」
蘭子「では白き生命の雫を」
飛鳥「キミはまだ大きくしたいのか……? 少し欲張りすぎなんじゃあないかな」
飛鳥ちゃんの目つきが険しくなり、わたしの頭と胸を交互に見てくる。 そんなに変わらないと思うんだけどなあ……
以前そう言った時は思い切りおっぱいを揉みしだかれたのでもう言わないけど。
飛鳥「まあいい、ボクにも牛乳をくれ」
奈緒「あいよ。 そんなに気にするほどの事じゃないと思うけどなー」
蘭子「あっ」
奈緒「ん? 蘭子どうしたんぬあああああああああ!?」
飛鳥「言ったな!? ボクは持てる者が吐く傲慢な言葉が嫌いなんだ!」
奈緒「だからっていきなり鷲掴みにする奴があるかああああ!!」
飛鳥「凛さんに『背なんてあっても得しないよ』とか言われたら腹立つだろ!」
奈緒「ちょああああ!? わかったから揉むな! 痛い痛い痛い! 牛乳が落ちる!」
飛鳥「この無駄な脂肪がある限り! みりあと比べられたボクの気持ちはわからないさ!」
奈緒「八つ当たりかよおおおおおっ!?」
蘭子「飛鳥ちゃんお、おちついてぇ……!」
飛鳥「絶対にノウだ!」
この後、飛鳥ちゃんは怒った奈緒ちゃんにげんこつを落とされ、逆に散々揉み返されることになった。
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