過去ログ - シンデレラたちの朝
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39:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 04:14:46.13 ID:yJjDsjd50
飛鳥「ところで今日は早いじゃないか。 何か用事かい?」

美玲「ハァッ!? 今日は買いものに行く約束してたろッ!」


 そういえばそんな話があったかもしれない…… ああそうだ、ボクと美玲、蘭子、小梅、それに輝子さんで出かけよ

うって話になってたな。 だがそれにしても……


飛鳥「9時前に着くのは楽しみにし過ぎじゃないか? 11時集合だろ」

美玲「いいだろべつにっ! それで3人は……いや小梅達は寝てるか。 蘭子はまだなのか?」

奈緒「おーいタオル持ってきたぞーって、奏たちはどこ行ったんだ? 美玲になってるし」

美玲「おはよう奈緒さん!」

奈緒「おう、おはよう! それで二人はどこに行ったんだ?」

飛鳥「二人で浴室だよ。 奏さんがよくない目つきで蘭子を連れて行ったから助けてあげてくれ」


 あれは獲物をいたぶる肉食獣の眼差しだった。 良識のある人だから、今頃適度に蘭子をいじめていることだろう。

主に恥ずかしがらせる方向で。 まだやることあるのに、と言いながらも早足で助けに行く当たり彼女も正義の人だな……


奈緒「そうだ! 飛鳥ー! そこ頼んだからなー!」

美玲「ああ言ってるぞ」


 乾き始めている三人分の食器に空のバスケットとボウル、おまけに床にも繋がっているミルキーウェイ。

改めて、これはあんまりな惨状じゃないか?


飛鳥「ねぇ美玲……」

美玲「んじゃ、ウチはテレビ見てるから頑張れ」


 そういうと、美玲は振り向きもせず食堂付属のテレビの前に移動してしまった。 耳に入ってくるのはボクの嫌いな

誰にでも当てはまる占いコーナーの声。


『……位乙女座! 10位水瓶座! 11位蟹座! そしてごめんなさ〜い!最下位は牡羊座のあなた!』


 明日から絶対に見逃さないようにしよう。 ボクの平穏のためにも。


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