過去ログ - 【艦これ】提督「最高練度に達した艦娘が、本気を出すそうだ」【それゆけ朝潮型】
1- 20
28: ◆wWS/LadavY[saga]
2016/07/12(火) 21:31:06.68 ID:6JIeznkE0
閉店後に、店から寮までを送るのは、提督から願い出たものだ。

霞「子供じゃないのよ…」

さすがに呆れた霞に、ジト目を向けられる。

提督「うん、わかってるんだけど、なんか心配で」

霞「…」ジトー

提督「ねっ?」

霞「はあ…仕方ないわね」

提督「うんうん」

霞「見た目で損ってこういうことよね」

提督「損って?」

霞「なんでもないわよ」ジトー

大潮「とーへんぼく」ジトー

霰「ぼくねんじん」ジトー

荒潮「おばかさぁん」ジトー

提督「ひどいな!」

文句だらけで始まったお送りだったが、やってみると、案外いいものだと気づいた。
ふたり一緒とはいえ、完全に邪魔が入らない時間を手に入れることができるのだ。
その時間を使い、内緒話をしたり、ひたすら愚痴をこぼしたり、提督の愚痴を聞いたり。

挨拶をしてもらえることが増えたこと。
おばさんから飴をもらったこと。
鍛えられた子犬の尻がプリプリで可愛いこと。
お店の手伝いでうまくいったこと、失敗したこと。

楽しかった。
こんなにゆっくり、たくさん話したことは無かったかも知れない。

店の手伝いも楽しみ、提督と一緒の帰り道も楽しみ、結局、辞めたいと言い出すものは、いなかった。

そうやって、提督以外の人とも顔を合わせ、話し。

「”戦う”以外を考えてほしい」という提督の言葉を、ようやく理解できるようになってきた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
122Res/71.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice