過去ログ - 【モバマス短編集】「貴方がくれたもの」
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29: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:38:55.19 ID:bJL0D4IE0
「Pさん。私がお嫁さんだったら、嬉しい?」

もう、抑えられない。

この気持ちは吐き出してしまいたい

「お、スキャンダルか? 上等だ。一緒に写真撮られようぜ」

「そうじゃなくて! 本当にわた」

「加蓮」

捲し立てようとした私をPさんが諌めた。

真剣な眼差しが私の鼓動を早くする。

それは冷たく突き放すものではなくて、

とても温かいものだった。

「全部終わったら、な?」

その一言がたまらなく嬉しい。

本当にこの人は。

「……うん」

エンジン音だけが静かに響く。

昔に戻れても戻らないなんて、夢の私は思ってたけど、

これはこれで悪くない。

本当に、どっちが夢だかわからなくなってきた。



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