過去ログ - ミリマスSS雑談スレ◇8 -SS速報VIP

過去ログ - ミリマスSS雑談スレ◇8

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542:名無しNIPPER[sage]
2016/09/29(木) 21:18:05.49 ID:4y/J0eUAo

　――危ないと思った時には、体が勝手に前に出ていた。
　階段から足を滑らせた志保を受け止める為に伸ばした腕を、
　降って来る彼女の腰に回すと、俺はそのまま自分の体を
　クッションにするようにして、踊り場まで落ちて行く。

「あんぎゃっ!!」

　しこたま背中を打ちつけて、口から飛び出したのは何とも情けない悲鳴
　――だが、プロデューサーたるもの、自分の体なんて後回し。
　今はとにかく、志保の安否を確かめることが先決だ。

「し、志保……大丈夫か？」

　俺の上に仰向けに乗っかった、志保の身体を軽く揺すって呼びかける。

「志保？　志保、志保ーっ!?」

　しかし幾ら呼びかけても、彼女はピクリとも動かなかった。
　まさか、落下の衝撃で意識が……？　
　そんな悪い想像が頭に浮かび始めた時にようやく、
　俺はある重大な失態を犯してしまっていたことに気がつく。

（はっ!?　こ、この左手に伝わる感触は……まさかっ!?）

　つきたての餅のように柔らかな弾力。
　揉めば揉むほど応えるように形を変えるその感触は、まず間違いなく、
　志保の体にくっついた、二つあるお山の内の一つであって。

（そしてこの右手に触れる、滑るような手触りの布は……間違いない！）

　あろうことか、志保を抱きとめんとした我が右手は、
　今や勢い余って彼女の履いていたスカートの中まで滑り込んでいたのである。
　まさに偶然、神様が起こした気まぐれによるラッキースケベ。

　けれどもそんなことを意識してしまうと、次は彼女の髪から香るシャンプーの良い匂いや、
　柔らかな四肢の心地よい重みが、俺の生き物として、そして雄としての本能を刺激し、
　この体をいかんともしがたい状態へと変化させ始め。

「う、うぅん……？」

　そんな最悪の状況の中、まどろみから意識を取り戻した志保が、
　途端に、体をピクリと硬直させて、「あぅ……！」と一声、困ったように吐息を漏らす。
　その何とも悩まし気な反応に、遂に俺の自制心が、もう駄目だと悲鳴を上げた。

「――なぁんて話が、>>539の一言で浮かんじゃって」
志保「はぁ……バカバカしすぎて、かける言葉が見つかりません」

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