過去ログ - 男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/07/27(水) 19:42:34.95 ID:K+b7Rviio
女「だから、体がアケミのものなのは間違いなくて」
女「その中に、私の心だけが入っちゃったみたいな感じ?」
女「お互いに考えてる事はわかるし」
以下略
130
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/27(水) 19:43:36.87 ID:K+b7Rviio
男「そういえば、前にそういう話を聞いた事があるぞ」
女「そういう話って?」
男「幽霊が乗り移ったってやつだ。とり憑いたと言ってもいい」
以下略
131
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/27(水) 19:44:36.45 ID:K+b7Rviio
女「そもそも、これは夢の中の話だしさ」
女「それに、私はこうして生きてるし」
女「それに、最後までアケミの体を動かす事は出来なかったんだから」
以下略
132
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/27(水) 19:45:23.40 ID:K+b7Rviio
女「だからさ」
女「私は真剣に、どうしてこんな風になったのかっていう原因とか」
女「どうやったら元に戻れるのかとか、そんな事を色々と考えてたんだけど」
以下略
133
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/27(水) 19:46:09.70 ID:K+b7Rviio
女「アケミはさ」
女「自分の頭が変になったんじゃないかって、そう考えてた」
男「…………」
以下略
134
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/27(水) 19:47:04.31 ID:K+b7Rviio
女「そりゃ、そうだよね」
女「朝起きたら頭の中で変な声が聞こえる、ってなったらさ」
女「テレパシーだとか、誰かの意識が自分の中に入ったとか、普通は考えないよね」
以下略
135
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/27(水) 19:47:54.88 ID:K+b7Rviio
女「私の場合だと」
女「鏡に写ってる姿が、自分の体じゃなかったし」
女「自分の意思で、体を動かす事も出来なかったから」
以下略
136
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/27(水) 19:48:37.17 ID:K+b7Rviio
女「でも、それを信じてもらわないとさ」
女「私はずっと、アケミの脳が生み出した妄想の産物、って感じに決め付けられちゃうでしょ?」
男「そうなるな」
以下略
137
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/27(水) 19:49:56.37 ID:K+b7Rviio
女「今、私の意識がアケミの中に入ってるって事は」
女「私の体は今、空っぽって事でしょ?」
女「それで、意識不明で救急車を呼ばれたりとかされたら、困るし」
以下略
138
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/27(水) 19:50:47.36 ID:K+b7Rviio
男「何て言ったんだ?」
女「そんな難しい事じゃないよ」
女「『アケミって、私の家の住所を知らないよね? それを私が教えたら信じてくれる?』って」
以下略
139
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/07/27(水) 19:51:37.62 ID:K+b7Rviio
男「アケミはお前の家に行ってくれなかったのか?」
女「ううん。最初は悩んでたけど、一生懸命に説得したらわかってくれて」
女「私の家まで行く事になったの」
以下略
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