過去ログ - 男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
1- 20
136:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 19:48:37.17 ID:K+b7Rviio
女「でも、それを信じてもらわないとさ」

女「私はずっと、アケミの脳が生み出した妄想の産物、って感じに決め付けられちゃうでしょ?」

男「そうなるな」
以下略



137:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 19:49:56.37 ID:K+b7Rviio
女「今、私の意識がアケミの中に入ってるって事は」

女「私の体は今、空っぽって事でしょ?」

女「それで、意識不明で救急車を呼ばれたりとかされたら、困るし」
以下略



138:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 19:50:47.36 ID:K+b7Rviio
男「何て言ったんだ?」

女「そんな難しい事じゃないよ」

女「『アケミって、私の家の住所を知らないよね? それを私が教えたら信じてくれる?』って」
以下略



139:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 19:51:37.62 ID:K+b7Rviio
男「アケミはお前の家に行ってくれなかったのか?」

女「ううん。最初は悩んでたけど、一生懸命に説得したらわかってくれて」

女「私の家まで行く事になったの」
以下略



140:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 19:52:58.93 ID:K+b7Rviio
女「うちのお母さんが出てね」

女「アケミが、自分の事を伝えるじゃない? 同じクラスの子だって」

男「ああ」
以下略



141:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 19:53:55.00 ID:K+b7Rviio
女「私もそうだったけど」

女「アケミも目の前の『そいつ』を怖がってた」

女「だってさ、私の住所をアケミは知らなかったんだから」
以下略



142:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 19:54:48.81 ID:K+b7Rviio
女「そうやって、アケミが叫びながら走ってたらさ」

女「その途中で、足がもつれてね」

女「アケミは転んだの、歩道で。下がコンクリートだったから、かなり痛かったはずだし」
以下略



143:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 19:55:45.97 ID:K+b7Rviio
男「一応、確認するけど」

男「それ、夢だったんだよな?」

女「うん、そうだよ。私が見た夢。実際に起きた事じゃないから」
以下略



144:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 19:56:33.24 ID:K+b7Rviio
男「変な夢だったんだな」

女「うん。たださ」

男「?」
以下略



145:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 19:59:02.35 ID:K+b7Rviio
女「その理由を聞きたくて、私はアケミに何回も話しかけようとしたんだけど」

女「私の顔を見るとアケミはすぐに逃げてくから、結局、話す事さえ出来なかったし」

女「卒業間近で、高校も違うところに進学したから、それっきりアケミと会う事もなかった」
以下略



146:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 19:59:33.37 ID:K+b7Rviio


第五話


以下略



1002Res/421.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice