過去ログ - 男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
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160:名無しNIPPER[saga]
2016/08/03(水) 21:43:17.02 ID:bgmstPv8o
母「これは、子供なら誰でもそういう『想像の中の友達』を作る可能性があるそうで」

母「そんなに珍しい訳でもないそうです」


以下略



161:名無しNIPPER[saga]
2016/08/03(水) 21:43:58.52 ID:bgmstPv8o
母「それで、私のところも一人っ子で、共働きだったので」

母「うちの娘にも、そういう想像の中の友達が一人いました」

母「ユカリって娘は呼んでましたね」
以下略



162:名無しNIPPER[saga]
2016/08/03(水) 21:44:47.58 ID:bgmstPv8o
母「ただ、その頃の私は、『イマジナリーフレンド』という存在を知らなかったものですから」

母「小さい頃、よく『その子』とお人形遊びだとかをしているのを見て、ぞっとしたものです」

母「誰もいない空間に向かって、娘が楽しそうに話をしてる訳ですからね」
以下略



163:名無しNIPPER[saga]
2016/08/03(水) 21:45:28.02 ID:bgmstPv8o
母「何故かはわかりませんが、その後、娘は魔法とか占いとか、そういったものに興味を持つようになりまして」

母「私も『その子』と遊ぶよりはマシだと思いまして、そのままにしておきましたら……」

母「いつのまにか、オカルトとか、そういうものにハマっていったんですね……」
以下略



164:名無しNIPPER[saga]
2016/08/03(水) 21:45:55.36 ID:bgmstPv8o
母「それが少し、度が過ぎる傾向がありまして……」

母「図書館とかから、宇宙人とかUFOだとかの本を借りてくるじゃないですか」

母「そうすると、それをずっと熱心に読んでいて……」
以下略



165:名無しNIPPER[saga]
2016/08/03(水) 21:46:23.06 ID:bgmstPv8o




母「ええ、まあ……」
以下略



166:名無しNIPPER[saga]
2016/08/03(水) 21:49:35.26 ID:bgmstPv8o
母「ある日の事なんです」

母「私がパートから帰ってくると、娘がまだ帰ってきてなくて」

母「外で遊んでいるのかと思って、夕食の準備をしながら、しばらく待っていたら」
以下略



167:名無しNIPPER[saga]
2016/08/03(水) 21:50:02.88 ID:bgmstPv8o


母「はい……」

母「宇宙人だそうです」
以下略



168:名無しNIPPER[saga]
2016/08/03(水) 21:50:40.10 ID:bgmstPv8o
母「そのお巡りさんが、少し真剣な表情で私に尋ねるんです」

母「『宇宙人とかはともかくとして、娘さんがこういう事を言う理由に、何か心当たりがありませんか?』って……」


以下略



169:名無しNIPPER[saga]
2016/08/03(水) 21:51:37.30 ID:bgmstPv8o
母「そのお巡りさんが言うには」

母「娘が、ひどく真剣で嘘をついている様には見えないと、そう言われるんです」

母「最初、お巡りさんが『大丈夫だよ。宇宙人に誘拐されるとか、そんな事はないから』と、言ったところ」
以下略



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