過去ログ - 男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
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214:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 20:31:15.15 ID:xiNpaiFuo
警察官「だけど、洞穴の中を全部探しても、その子はどこにも見つからなくて」

警察官「ただ、何か固いものを叩く様な鈍い音と」

警察官「『助けて』という声だけが、微かにどこからか聞こえてくるんだ」
以下略



215:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 20:31:48.34 ID:xiNpaiFuo
警察官「それで、その大学生達は、流石に不気味に思って」

警察官「洞穴から出ると、携帯電話を使って、警察へと通報した」

警察官「『女の子が、洞穴の中で迷子になってるかもしれない』とな」
以下略



216:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 20:32:19.49 ID:xiNpaiFuo
警察官「それで、現場まで辿り着いて」

警察官「大学生の中の一人にリーダーみたいなやつがいたから、そいつに案内を頼んで」

警察官「声を聞いたって辺りまで、連れていってもらったんだ」
以下略



217:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 20:32:56.26 ID:xiNpaiFuo
警察官「それで俺は、横にいた同僚にうなずいてみせたんだ」

警察官「確かに聞こえるな、ってな」

警察官「ところがだ」
以下略



218:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 20:33:24.56 ID:xiNpaiFuo
警察官「そばにいた大学生も、そうだった」

警察官「『女の子の声は聞こえますけど、カタカタとかいう音は聞こえません。何か叩く様な音は聞こえますけど……』ってな」

警察官「だから、俺達が聞いたものは子供の声と鈍い音で合ってるはずなんだが」
以下略



219:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 20:33:59.17 ID:xiNpaiFuo
警察官「ただ、その時は聞こえる聞こえないをきちんと確かめ合ってる場合じゃないと判断したから」

警察官「その事を同僚に伝えて、とにかく女の子を探そうって事になった」


以下略



220:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 20:34:39.90 ID:xiNpaiFuo




警察官「ああ、呼びかけても、こちらの声が聞こえないのか、返事は全くなかった」
以下略



221:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 20:35:10.62 ID:xiNpaiFuo


警察官「ああ、それで、これ以上はどうしようもなくなって」

警察官「俺達は捜索を断念すると共に」
以下略



222:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 20:35:42.11 ID:xiNpaiFuo
警察官「それで、実際に本署から応援が六人ほど来て」

警察官「大型のライトや、赤外線カメラ、それに熱画像直視機なんかも運び込まれた」

警察官「それで、再び捜索が始まったんだが」
以下略



223:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 20:36:11.37 ID:xiNpaiFuo





以下略



224:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 20:37:01.67 ID:xiNpaiFuo


警察官「その後か?」

警察官「最終的には、俺含めて、大学生達全員の空耳じゃないかって事になった」
以下略



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