過去ログ - モバP「夏への扉」
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23:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:51:08.74 ID:9Y3+pWvQo
晶葉「私が言うまでもなくP自身がわかっているのだろう。タイムトラベラーならなおさらだ。
   雪美の死は時間を戻っても回避が出来ないことなんだよ」

P「結果はあるんだ。ならばその原因があるはずだ。そこへ至る過程も。
 どちらかを変えれば、必ず雪美の死は回避出来る」

晶葉「確かに。結果があるならば原因も存在しよう。世界はそれで構成されているのだからな。
   だが見たところ原因には心当たりはないようだな」

P「まだない。これから考えて見つけるんだ」

晶葉「私にはわかるぞ。原因が」

P「わかるのか? 教えてくれ」

晶葉「簡単な話だ。生まれたことだよ」

P「え……」

晶葉「死という結果に直結する最も大きな要因。それは生誕だ」

P「……」

晶葉「雪美は生まれた。だからあの時間に死ぬのだ」

P「そんなこと……」

晶葉「一度目はどのような方法を取ったのかわからないが、今回よりも小規模な方法だったのだろう?
   そうだな。例えばレッスンの時間を変えるとか違う道で行かせるとか」

P「……」

晶葉「だがな。今回は外にすら出ていない。私の知っている限りは雪美は死に直結するような
   持病もないし、あの日の健康状態は良好だった。女子寮が突如爆発するなどという極僅かな
   可能性を除けば死ぬ要因など一つもない」

P「……」

晶葉「その死にどのような原因が存在する。生まれた事以外に何が彼女を死に至らしめた」

P「……」

晶葉「もう諦めるんだ。さっき涙が出なかったと言ったな。おそらくタイムトラベルの影響だろう。
   前回は二十年。今回は十年で計三十年は人よりも長く生きている。このまま精神の年齢だけを
   重ね続ければ、今に想像も出来ないような異常が生じるかもしれない」

P「……」

晶葉「お願いだ。P。苦しませたくないんだ。彼女の死は逃れられぬものだったんだ。
   納得して諦めてくれ……」

P「……いや、だめだ」


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