32:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:55:24.78 ID:9Y3+pWvQo
晶葉「やっとまとまった時間が取れたな」
P「ああ、コーヒーでも飲むか?」
晶葉「いや、遠慮しておこう。さてと、タイムマシンの開発だな?」
P「それもだがまだお前がどうしてタイムトラベラーになったかも聞いていないぞ」
晶葉「そうだったな。あの後、雪美が死んで忙しくなったから話すのを忘れていた」
P「聞かせてくれるか?」
晶葉「私が君の協力を断ったんだ。そのため、君は仕事と開発の両立をしなければなくなり
結果無理が祟って死んでしまった。私は君の残した作りかけの装置と設計図の書かれた
ノートを引き継ぎ、完成させてこの時間まで戻ってきた、というわけだ」
P「俺の協力を断ったのにタイムマシンを完成させたのか……」
晶葉「私は卑しい女でね。幾度もの時間移動を繰り返してでも君が助けようとしている
雪美に嫉妬したんだ。だから最初は断った。ずいぶんと体の良い事を君には言っていたよ。
それも嘘ではない。だが本心は君に見て欲しかったんだ」
晶葉「その後、君が死んでから自分のしでかした事の重大さに気付いた。私が小さな嫉妬心から協力を
断ったばっかりに、君は死んでしまった。悔やんでも悔やみ切れない。それこそタイムマシンを
作って、過去に戻りたいと思うくらいにね」
P「それで俺の跡を継いだのか」
晶葉「装置と設計図が手に入ったのは偶然ではあったが……結果として私はこの時間に戻って来れた。
タイムマシンは当然作る。だが君には私に対して仕返しをする権利がある。
なにせ私は雪美を見捨て、君を殺したのだからな」
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