7:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:43:24.75 ID:9Y3+pWvQo
P「………………」
ちひろ「……プロデューサーさん」
P「桃華と雪美の両親には連絡しました」
ちひろ「ええ」
P「桃華は……桃華は無事でした。多少のかすり傷で跡は残らないと。今はまだ寝ていますが
そのうち起きるそうです」
ちひろ「ええ」
P「雪美は…………」
ちひろ「……プロデューサーさん。大丈夫です。私も……知っていますから」
P「……見ましたか」
ちひろ「えっ」
P「雪美、見ましたか」
ちひろ「……いえ、止められたので……」
P「見たんです。俺。本人確認のために。もしかしたら別人かもしれないから。
いや、別人であって欲しかったんだ。この目で確認するまで。だって信じられないでしょう。
ついさっきまで俺と喋っていたんですよ。楽しそうに。海に行くんだって。
外に出るのが好きじゃないって言ってた雪美がですよ? 旅行だってはしゃいじゃって。
桃華から宿も提供されて、とんとん拍子で物事が進んで。それじゃあ俺も期待に答える
ために頑張らないとなって。そう思ったんですよ。それなのに、なんでいきなりこんなの」
ちひろ「プロデューサーさん……」
P「まだ十歳ですよ? まだこれから……何も始まっていないのに……。
あんな……傷を負って……死ぬなんて……そんなの……」
ちひろ「……」
P「そんなの……」
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