9:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:44:29.39 ID:9Y3+pWvQo
P「……」
晶葉「……よし」
P「……出来たか」
晶葉「ああ」
P「そうか、それが……」
晶葉「君が望んだ物。タイムマシンだよ」
P「長かったな」
晶葉「全くだ。あれからもう……二十年か」
P「ありがとう晶葉。これでようやく本来の歴史を取り戻せる」
晶葉「……」
P「早速あの日に戻ろう。この椅子に座って、このヘルメットを被ればいいのか?」
晶葉「待て。まだ話は終わっていない」
P「……そうだな。これの説明を聞かないとな」
晶葉「このタイムマシンは肉体を過去に送ることは出来ない。出来るのは意識の時間移動だ。
ゆえに移動可能時間はPの年齢と同じになる」
P「あの日に戻れればそれでいい」
晶葉「戻ったとしても何も変えられないかもしれない。それどころか時間移動すら出来ず
この大仰な装置もただのガラクタかもしれない。何も確定していることはない。
君がこれを使ったら火達磨になって死ぬ可能性だって私は否定しない」
P「そんなことにはならない。他の誰でもない、お前が作ったのだからな。
俺はこれで雪美を取り戻すんだ」
晶葉「そんなに大切かね? 言ってしまえば一時期君が担当していただけのたかが十歳の娘だぞ。
今の地位を、世界に名を馳せる企業の社長という地位を捨ててでもいく価値があるか?」
P「答えるまでも無い」
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