過去ログ - 【モバマス】シンデレラたちのお昼前
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11:名無しNIPPER[saga]
2016/07/15(金) 23:48:31.68 ID:7ckRdDJh0
そんなことを思っている時に限って何かしら起きるもので、つけたまま流れているニュースには良く知っている
顔が映っていた。
美玲「んおっ?」
蘭子「む、外星より来たる者よ」
小梅「菜々ちゃんが……ニュース番組……?」
美玲「違和感バリバリでビックリだぞ」
スーツの中に一人だけ小柄なメイド服が座っていて、驚くほど場にそぐわない。 真面目な顔で選挙について
討論している様子が、ウチのツボにじわじわと揺さぶりをかける。 意外性という意味ではこれ以上ないキャスティングだろう。
――つまりですね、やっぱり若い人たちが選挙について知る、理解することが大事だと思うんですよ。
ナナが学生の時も政治なんて、総理大臣がえらい、くらいの知識しかなかったわけで。 その状態で
どうやって興味を持たせるかって言うと、歴史的知識より現在について実践的な教育を……
小梅「ううーん……?」
蘭子「察するに、難しい話をしている」
すげえ頭悪そうな結論がでた。 いやウチもちんぷんかんぷんだけどさ。
――そういえば、昨今ではTwitterやSNSを利用した選挙活動も話題になっていますが、若者代表として安部さんは
どのような感想をお持ちですか?
――へっ? あーあのスマートフォンのおしゃべりできる?やつですよね? ナナの携帯だとあまりむずかしいこと
ができなくて……
ウチのおばあちゃんと似たようなこと言ってるな。さっきまでのキリッとした顔から一転して、冷や汗が見えるくらい
にテンパッてるのがわかる。 見た目は同い年ぐらいなんだけど、不思議なヒトなんだよな。
蘭子「菜々ちゃん大人みたい……!」
小梅「う、うん、かっこいい……! でも……ツイッター知らないみたい……」
蘭子「ふむ……次の会合の折にでも我らが叡智を授けるのも良いな」
小梅「そうだね…… でも、めずらしいね…… お、おうちの人が……厳しいの……かな?」
美玲「ぶふっ! ふっへっへっへっ……」
蘭子「?」小梅「?」
そうか、こいつらは寮が違うもんな。 初日にお酒の瓶を抱えて寝てるのを発見した時はちょっとした事件だったんけど、
知らなきゃわからないか。 今思えば、菜々のやつがちょいちょいおばあちゃんみたいなことを言ってたのも、ボロが
出てるだけだったんだよな。 まあ、誤魔化しといてやるか。
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