過去ログ - お坊ちゃん「ぼくの執事とメイドは過保護すぎる」
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18:名無しNIPPER[saga]
2016/07/15(金) 02:42:37.57 ID:wVEp+8F8o

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夜、坊ちゃんの父親、すなわち大富豪である主人が、執事とメイドを呼び出す。

美しい直立をする二人に、ソファにかけながら主人はいった。



「ご苦労だった。今日もあの子からみんなを守ってくれてありがとう」

「はい」

「はい」

「なにしろあの子ときたら、13歳にして身長は250cm、体重は190kgという超巨体。
 おそらくどんな猛獣でも軍隊でも核兵器でもあの子に傷一つつけることはかなわぬだろう」



主人はため息をつく。



「もし、あの子が何かの拍子に機嫌を損ねたり、怒ったり、力を振るったりしたら、
 それこそ死人が何十人、何百人も出る大惨事となるだろう。
 そうなれば、あの子の心はひどく傷つき、もはやどうなってしまうか分からない。
 これからも……どうかあの子の近くにいてやってくれ。
 それが世のため、人のため、あの子のため、なのだ」



執事とメイドは眉ひとつ動かすことなく、息ピッタリにこう答えた。



「かしこまりました、ご主人様」





おわり



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