過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」
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172: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2016/07/16(土) 15:03:35.00 ID:FGFremolO


「鹿、立飛。罰として二人には任務を与える。空蜘と鈴ちゃん、この二人を殺さず生かしたままここに連れて帰ってこい」


頭領からの指令が飛び、里を逃亡した空蜘と鈴の行方を追う鹿と立飛。


「うんうん、キミとは一度戦ってみたかったんだよねぇ♪」

「……こんばんわ」


任務を果たすべく、死に物狂いで空蜘に戦いを挑むが──。


「あれ? この程度なの? ちょっとガッカリかも。もう少し楽しませてくれると思ったのになぁ……つまんないからそろそろ殺してあげるね」


圧倒的な空蜘の強さにまるで太刀打ち出来ない。

どころか、次の瞬間には絶命させられてもおかしくない状況に晒される。


「させない……、どうせ、死ぬのなら……あんたも、道連れ……。ばいばい……っ、鹿ちゃん……みんな」


そこで立飛が選んだのは、自らの命を賭しての術の発動だった。


「や、め、ろぉぉぉぉぉっ!!!!」

「ふぁんふぁんふぁんたじー!」


一旦は鹿と鈴の活躍によって、なんとかその使用を免れるも。


「はぁぁっ……こ、ろ、す……っ……はぁっ、はぁっ……死ねぇっ…!!」


恐ろしいまでの狂気を振りかざし続ける空蜘を止める──即ち、殺す手段など最早これしか残されていなかった。

ドクン──。

立飛が命を投げ出し、空蜘を制御し、その意識を奪う。
そこに鹿が最後の力を振り絞り、とどめを刺そうとする──が。

その寸前で、光が放たれた。

鈴が手にしているのは、術を破壊する能力をもつとされているスマホ。


「だって、殺そうと、してたから……あたし……、あた、し……」


そのせいで空蜘の意識は戻り、反撃に遇った鹿は地に倒れる。


「ふっ、ざけん、なっ……なんのために、立飛がっ……げほっ、げほっ…! はぁ、はぁ……ぁ……──」


深傷を負ったままの激闘。ついに力尽きた三者。

裏切りとも思える鈴の行動によって戦いは幕を閉じたのだった。



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