過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」
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413: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2016/07/16(土) 18:18:11.37 ID:FGFremolO

紅寸「え、ヱ密っ…!? 何言ってるの…」

牌流「いやっ、あの数だよ!? いくらヱ密でも」


……ヱ密には、一瞬見えていた。

正面から迫り来る軍勢の奥に、涼狐の姿があったのを。

だが、涼狐はすぐには姿を現さない。

何故なら、蛇龍乃がここにいるからだ。


今、この状況で何より危険視しなくてはならないこと。

涼狐という存在──。

それは、あの涼狐と正面切って戦わないこと。

トイズを封じていないままの涼狐と戦うのは、あまりにも絶望的に勝機は薄い。


……だからこその、ヱ密の決心。


あの涼狐がいなければ、他は。

数こそあれど、ただの城兵。

この里の皆なら、なんとか逃げきれる可能性はあるかもしれない。


……しかし、あの涼狐だけは。


もしも皆揃って逃げようとすれば、必ず涼狐も追ってくる。

その時に万が一、蛇龍乃がそのトイズを封じるより先に命を討たれては。


涼狐の狙いが自分ならば、自分がこの場に留まれば蛇龍乃を追うことはない、と。


……ヱ密は、そう踏んでいた。


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