過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」
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600: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2016/07/16(土) 20:38:22.44 ID:FGFremolO

牌流「鈴ちゃんがどうとか、探偵がどうとか、私たちが危険だからとか、そんなの関係無しに……ヱ密は何がしたいの…!?」


牌流「本当にそれが、ヱ密が望むものなの……?」



ヱ密「……」


空蜘「……ねぇ、もうそろそろいい?」



牌流「…っ、甘いこと言ってるのはわかってる、私が全然忍びに相応しくないってのも重々承知してる……そのうえで、最後に私の我が儘を、聞いてください…」


牌流「立飛が目を覚ますまで、一緒にいて。立飛は、ヱ密を想ってこうなったの……今でもそう想ってるまま」


牌流「空蜘のことだって、立飛は誰よりも気に掛けてくれてたでしょ……? だから、せめて……立飛と言葉を交わしてあげて……」



牌流「お願い……します……っ」





……牌流がなんとか繋ぎ止めたものの。

同じ場所にいながら、心はバラバラの六人。


接し方は違っても、皆が可愛がっていた鈴は、そこには居なく。

種類は違えど、皆が慕っていた蛇龍乃も、ここには居ない。


剥き出しになる。

……軋み。

……歪み。

こんなにも、脆い。

壊れていく寸前の状態。


蛇龍乃という精神的主柱を欠いた今では。

情に訴える牌流の言葉では、ヱ密と空蜘には届かない。


今、何より必要なもの。


それは。


そのことを、ここにいる全員が理解していた──。


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