過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」
1- 20
604: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2016/07/16(土) 20:41:11.81 ID:FGFremolO


……そして。

その後、他愛もない話をしている二人を見ていると。

鈴は、懐かしい気持ちに。

それは、家族みたいに、温かくて。


……家族。

忍びの皆のことも、そう思っていたな、と。

あの時の牌流の表情が、頭に酷くこびりついている。

差し伸べられたあの手を、拒絶してしまった。

……きっと、今頃恨んでいるのだろう。

もう戻ることは出来ない。

鈴は自分の意志で、断ち切ったのだ。


それは、この場所を選んだ、という顕れ。


涼狐たちと行動を共にすることを、望んでしまった。



鈴「…………」


依咒「──鈴ちゃん」


鈴「…へ? あ、なに?」

依咒「さっきからずっと呼んでるのに。ぼーっとして、どうかした?」

鈴「ううん、なんでもない。もう行くの?」

依咒「ちょっとやることがあってねー。じゃあ鈴ちゃん、すーちゃんをよろしくね」


依咒「じゃーねー、ばいばーい」



こちらに手を振りながら、部屋を後にする依咒。



鈴「意外といつも通りだったね。昨日とか相当ピリピリしてたのに」


涼狐「……ううん、全然普通じゃなかった」

鈴「え?」

涼狐「声とか喋り口調とかは普通だったけど、なんか伝わってきた……あれはめちゃくちゃ怒ってるね」

涼狐「私でさえ、ちょっと怖かった…」

鈴「そ、そうだったんだ…」

涼狐「……ああいう時の依咒ちゃんはやり過ぎちゃうことが多いから、心配」

鈴「……ちゃんと溺愛されてて良かったね」


涼狐「笑い話になればいいけど……ま、いっか」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
976Res/1130.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice