過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」
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623: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2016/07/16(土) 20:54:42.98 ID:FGFremolO


蛇龍乃「……あの時、私が言ったこと覚えてる?」


バラバラになる直前。

里が城兵に囲まれ、そこに残るヱ密と空蜘に向けて。

蛇龍乃が言った言葉。


『空蜘、ヱ密。私のために、死んでくれ』



蛇龍乃「お前らはまだこうして生きている。だから、その命は私のためだけに使え」


蛇龍乃「間違えに間違えを重ねて、陥ったこの状況。最早、何が間違えだったかもわからなくなるほどにね。私も含め、ここにいる誰もに非はある」


蛇龍乃「まずそれを認めろ。認めたうえで、他人を責めるか? 弱さを嘆くか? 相手を恨むか?鈴を憎むか? ……違うな」


蛇龍乃「その非は本来、私に向くべきだ。だが、お前らごときが私を非難するなど許さない」


蛇龍乃「矛盾、我が儘、理不尽……その通り。何故なら、私がすべてだからね」


蛇龍乃「ならばどうする? お前たちに何が残る? 答は簡単。私に逆らうな、私に従え。即ち…」



蛇龍乃「──私のために、死ね」



筋が通っているのか、通っていないのか。

いや、通ってはいないのだろう。

本人が言っている通り、それは無茶苦茶だ。


……だが、そんな蛇龍乃にこれ以上言葉を返せる者は誰もおらず。

それは、ここにいる皆が妙州の忍びであることを意味しており。

誰もが、蛇龍乃を慕っており。

誰もが、蛇龍乃を認めており。

誰もが、蛇龍乃に命を賭ける覚悟を今となっても持ち続けている証。


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