過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」
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◆hjwFaAU9TE
[saga]
2016/07/16(土) 21:51:41.84 ID:FGFremolO
ヱ密「大丈夫? 空蜘」
空蜘「……だいじょーぶ? じゃねーよっ! え、なに殺してくれようとしてんの!? 馬鹿なの!? 正気なの!? 死ぬの!?」
ヱ密「え、えぇー……元はといえば、空蜘が私を盾に使ったんじゃん」
空蜘「それは作戦だからっ…! え、なに、本気でその仕返しのつもりだったの!?」
ヱ密「い、いや……私のも作戦のつもりだったんです……空蜘があのまま涼狐を押さえてくれてたら」
空蜘「……」
……それを言われてしまったら、もう何も返せない空蜘。
確かに、あの時自分が刀を持っていなかったら涼狐を殺せていたかもしれない。
いや、涼狐なら他に別の方法で対処してみせた可能性もあるが。
それでも、あそこまで滑稽な姿を晒すことはなかっただろう、と。
空蜘「あー、もういいよ……はいはい、私が全部悪かったですよー。こっから先は、私よりお強いヱ密が仕切ってくださーい」
ヱ密「……どしたの? 涼狐に何か言われた?」
空蜘「べーつーにー…」
ヱ密「……? まぁいいけど。足の怪我はどう? 動けそう?」
空蜘「もうなんともない」
涼狐に刺された太股の負傷。
糸で縫い合わされ、傷口は隠れているものの、決して浅くはない。
が、この戦いは命の奪り合い。
喩え、膝から下が引き千切れようとも倒れるわけにはいかないのだ。
空蜘「チッ……それにしても、アイツ相変わらず化け物じみた強さ……片目だろうと能力を使おうと使うまいと、素であそこまで強いんじゃねぇ…」
ヱ密「……それでも、涼狐の強さはあのトイズにある。トイズがあるから、素の力も何倍にも生きてくる」
空蜘「そうだろうけどさぁ、片目でも全然変わんないじゃん」
ヱ密「…そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
空蜘「…?」
ヱ密「一つ、試してみたいことあるんだけど」
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