過去ログ - みも「なんかμ'sのみんなが忍者になってた件……」
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752: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2016/07/16(土) 22:21:06.01 ID:FGFremolO


依咒が繰り出す技の速度は、恐ろしく速く。

それを目で捉えての対処を、身体に伝えていては間に合わない。

だから、鹿はその技を目で捉えるのは止めた。

代わりに、地に這う影を追う。

相手がどんなに巧みな技を使おうが、影だけは誤魔化せない。

影とは、極僅かな些細な揺らぎですらも。

鏡よりも有りのままに、そのカタチを映す。


……とは言っても、それは容易なことではない。

その影の揺れが、意図的なものかそうではないものか。

更にいえば、陽の射す角度、雲の動き、空気中の分子量の変化、等。

それら全てを考慮したうえで、演算して導きだすことは、とても不可能。

しかし、今の今まで依咒の影を観察し続けてきた鹿なら。

その九割方は可能にあった。



依咒「影を追って、私の動きを読んだってこと? へぇ……面白いね」

鹿「やっと、少しは楽しませてあげられるかな…っ」

依咒「それでも、その芸当がいつまでもつか」


依咒が左足を動かそうとすると。

影がまた分かれ、その足を封じる。


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